HF帯のアマチュアバンド内で、キツツキが木を突く音のように「パタ、パタ、パタ…」と聞こえてくる「ウッドペッカーノイズ」。短波を利用した「OTHレーダー」と呼ばれるもので、旧ソ連などが潜水艦発射弾道ミサイルの発射試験で核弾頭を追跡するため超巨大なアンテナを建造したことでも知られる。今は廃墟となった「OTHレーダー」のアンテナ群が、話題の「ドローン(小型無人航空機)」の障害物コースとして利用されているというのだ。ドローンに搭載したカメラからの飛行映像は、度肝を抜かれるほどの迫力だった。
悪名高い旧ソ連のキツツキ、ウッドペッカーノイズを発する「OTH(over the horizon)レーダー」を覚えているだろうか。
Anthony Cake氏(HB9EIG/G1RUL)は、廃墟となったウクライナの「OTHレーダー」のアンテナ群を障害物コースとして利用するために現地を訪れた。
廃墟となったアンテナ群を障害物コースに見立て、ドローンに搭載したカメラから撮影した急上昇、急降下する映像は迫力満点! 度肝を抜かけるだろう。(ARRLニュース 7月31日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●【動画】Ultimate Duga Dive ※画面をクリックするとスタート!
↓この記事もチェック!
<写真で見る>アマチュア無線家にとって悪名高き、旧ソ連時代の「ウッドペッカー」送信所跡
<動画で見る>あのノイズも収録!! 悪名高き、旧ソ連時代「ウッドペッカー」送信所跡の第2弾!
●関連リンク:
・Woodpecker Antenna Becomes Drone Obstacle Course(ARRL NEWS)
・Ultimate Duga Dive(YouTube)
・OTHレーダー(ウィキペディア)
●いったん広告です: