2月末に行われる国際宇宙ステーション(ISS)の若田宇宙飛行士と、東京都内の小学生とのアマチュア無線による交信プロジェクト、「ARISSスクールコンタクト」に備えた警視庁と関東総合通信局による妨害電波の取り締まりにおいて、2月5日に関東総通は不法アマチュア無線を開設した電波法違反容疑で3名を地元警察署へ告発した。
既報(2月5日記事)のとおり、今回の警視庁と関東総合通信局の共同取り締まりは、2月末に予定されている国際宇宙ステーションと都内の小学生との無線交信がスムーズに実施できるように、地域の電波環境正常化を目的として行ったものだ。
2月5日、関東総通と警視庁保安課、福生警察署、日野警察署、田無警察署が実施した、東京都福生市の産業道路で実施した取り締まりにおいて、トラックなどに不法にアマチュア無線機を設置して不法無線局を開設していた東京都多摩市在住の48歳男、東京都立川市在住の48歳男、東京都福生市在住の63歳男の3名を、電波法第4条の違反容疑で同警察署に告発した。
なお、このニュースは朝日新聞デジタルでも2月7日付で、「国際宇宙ステーションと都内の小中学生らの無線交信を妨害する可能性があるとして、総務省関東総合通信局は6日、周辺で不法無線局の集中取り締まりを実施した、と発表した」と報じている。
●警視庁、若田宇宙飛行士と都内の小学生の交信に備え、妨害電波の取り締まりを実施へ
●【電波法80条報告書ひな形付き】総合通信局へ“違法運用”を通報するための「報告書」の書き方から提出先まで
●関連リンク:
・関東総合通信局 不法無線局の開設者を告発
・東京)宇宙ステーションとの交信、邪魔しないで(朝日新聞デジタル)
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