八重洲無線株式会社は2017年3月3日(金)、430MHz帯レピータ装置の新製品「DR-1XJ」を発表した。同製品はFMアナログモードの専用モデルで送信出力は最大10W、新スプリアス規格に適合し、既存のFMレピータの機器入れ替え用として企画されたものだ。価格は198,000円(税別)で3月7日からの発売開始を予定している。
八重洲無線のアマチュア無線用レピータ装置の歴史は古く、1982(昭和57)年3月に日本初のレピータ局として東京・巣鴨に開設された「JR1WA」も同社のレピータ装置、FTR-5410を使用していた。その後も同社製レピータ装置は全国各地のレピータ管理団体で採用されたが、旧スプリアス規格の時代に作られたものであったり、耐用年数などの関係から、昨今は機器の入れ替えを考えている管理団体もあるという。こうした背景から同社は旧装置のリプレース用としてDR-1XJを発表したようだ。
★DR-1XJの特長
・3.5インチ フルカラータッチパネルオペレーション
・安定したハイパワー出力(10W)
・緊急時の外部バックアップバッテリーへの自動切り替え機能
・フロントパネルにテスト用マイクコネクタを装備
・モニター用大型スピーカーを装備
・19インチラックに簡単設置
同製品は3月5日(日)に福岡県京都郡苅田町で開催される「西日本ハムフェア」の会場で初お披露目される予定となっている。なお同社は「DR-1XJの問い合わせは八重洲無線 アマチュア無線レピータ―販売課(電話0120-456-220)までお問い合わせください。機器入れ替えのための申請方法など、レピータ―運用についてのご質問については日本アマチュア無線連盟 業務課(電話03-3988-8749)へお問い合わせください」とアナウンスしている。
●関連リンク:八重洲無線(3月3日11時現在、DR-1XJの情報は未掲載)
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