日本と欧州CEPT加盟各国は昨年12月、アマチュア無線資格を持つ者が渡航先での運用を一定条件下で可能にする「相互認証(いわゆる相互運用協定)」を締結した。このほどスイスのアマチュア無線家夫妻(HB9JOE Andy氏、HB9FPM Evaさん)が来日し、同制度を利用して日本で「JJ1CKD」「JJ1CKE」を開局、各地からSOTA(Summits On The Air)の山岳移動運用を行うことになった。
情報提供者のJQ2GYU 櫻井氏によると、奥様のHB9FPM Evaさんは、IARU Reg.1の役員(経理担当)も務めるアクティブなYL局という。夫妻はきょう2017年4月11日(火)成田着の飛行機で来日。翌12日(水)は皇居や浅草、秋葉原などを巡った後にJARLを表敬訪問。さらにSOTA JAPAN有志による歓迎会に出席する予定だ。
夫妻の日本国内における山岳移動運用のスケジュールは次のとおり。
・日付:4月13日(木)、15日(土)、16日(日)
・運用場所:大山(神奈川県)、金時山(神奈川県)、越前岳(静岡県)など
※天候などを考慮し、変更となる可能性あり
・コールサイン:JJ1CKD(HB9JOE Andy氏)、JJ1CKE(HB9FPM Evaさん)
・運用周波数:HF~50MHz帯 SSB/CW
・同行者:JH0CJH / JA1CTV 川内氏
・QSLカード:それぞれホームコール宛にビューロー経由で発送のこと。
JJ1CKD via HB9JOE、JJ1CKE via HB9FPM
※JARLビューロー経由でQSLを出す場合は、「TO RADIO」欄にそれぞれの日本のコールサインを書き、JARL転送枠にはそれぞれのスイスのホームコールを記入。JARL転送枠のすぐ横、またはすぐ上にVIAと追記しておくとなお良い。
※ダイレクトでの交換を希望する場合は、必ず「自分の住所氏名を英語で記入した返信用封筒と米2ドル」をQSLカードと共に同封の上、QRZ.COMに掲載されているスイスの住所宛に送付のこと。
天候に恵まれ、各地から良い山岳移動運用が楽しめることを念じたい。JJ1CKD、JJ1CKEの信号に注目しよう。
↓SOTAのルールなど詳しくはこの記事をチェック!
世界標準の山岳通信アワード「SOTA」、日本支部がデータを更新!国内の約2,000山を追加して登録山岳数は7,104へ!
<「Summits On The Air」日本支部設立&「ハムフェア」へ参加>世界標準の山岳通信アワード、国内は5,160か所登録!
<9月25日(金)20時(UTC)から>世界標準の山岳通信アワード「SOTA」、日本支部山岳リストの「リージョンコード」一部変更
●関連リンク:
・HB9JOE(QRZ.com)
・HB9FPM(QRZ.com)
●いったん広告です: