2018年10月27日付けの朝日新聞社のニュースサイト「朝日新聞デジタル」は、アマチュア無線の趣味を持つ熊本県の10人の僧侶と6人の門徒が、「大きな災害が起きたときに僧侶に何ができるか…」として、2014年から防災チーム「浄土真宗本願寺派熊本教区アマチュア無線リーグ(JKAL)」というアマチュア無線のネットワーク組織し活動していることを、写真入りで伝えている。
記事によると、発起人である、熊本県玉名郡和水町にある浄土真宗本願寺派の正元寺住職・寺添和南さんが、以前、交通事故で立ち往生している車に遭遇したとき、車載していたアマチュア無線機で救助を呼びかけたところ、偶然にも無線を聞いていた消防署員が救急車を手配してくれた。携帯電話がない時代、このとき「アマチュア無線は命綱だ」と思ったそうだ。
「大きな災害が起きたときに僧侶に何ができるか…。東日本大震災以降、そんな課題を話し合ってきた」と寺添さん。2016年4月に地元で発生した熊本地震のときには、県内外から救援物資が正元寺に運び込まれ、それらを寺添さんらが被災地へ毎日運んだという。「余震が続くなか、通信が途絶えたときに備えて、無線機だけは手放さなかった」としている。
詳しくは下記の関連リンクから確認してほしい。記事では僧侶姿の正元寺住職・寺添さんが、乗用車に乗ってマイクで呼びかけている様子が紹介されている。
●関連リンク:震災で危機感 僧侶らがアマ無線ネット 熊本(朝日新聞デジタル)
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