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<髙尾義則氏の理事・会長辞任の発表から始まった>JARL「第12回定時社員総会」を終える

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、2023年6月25日(日)13時から東京都新宿区の民間会議施設で「第12回定時社員総会」を開催した。社員から提案された第3号議題(「地方本部長選挙」にかかる規則改正の件)は討議後の挙手採決の結果「可決」、同第4号議題(理事 髙尾義則解任の件)は髙尾氏が理事職を辞任したことから「決議省略」、同第5号議題(理事 田中透解任の件)は投票による採決の結果「否決」となった。

 

 

 

 

 JARLは2011年秋の一般社団法人化を機に、会員(正員)すべてに参加・議決の権利があった「通常総会」の制度を廃し、正員から選挙で選ばれた「社員」によって行われる、代議員制の「社員総会」へ移行した。社員の定数は138名だが、現在は一部の地域で欠員が生じているため総数は137名となっている。

 

 

 その12回目となる定時社員総会が6月25日(日)に開催されたが、13時00分の開会直後に事務局から髙尾義則氏の理事・会長辞任の発表があり、続いて新会長に就任したJA5SUD 森田耕司氏の挨拶でもその経緯に触れ、出席者からは驚きの声があがった。

 

 総会成立審査後、議長団(議長:7K1BIB 山内氏、副議長:JH4PHW 坂井氏)により議事が行われた。議事開始前に事務局が発表した「総会成立審査」の結果は次のとおり。

 

・議決権を有する社員総数:137名
・議決権の数:137個
・6月25日12時50分現在の出席社員数:107名
・議決権行使書の提出社員:8名
・委任書面による出席社員:15名
・合計出席数:130名
 (定款に規定された過半数68名を超えているので総会は成立)

 

 今回は議長の求めにより、第1号議題に入る前に髙尾義則氏の理事・会長の辞任について、森田会長と事務局側が説明を行った。

 

 それによると髙尾氏は6月24日(土曜日)に、会場で行った総会リハーサルの終了後に事務局長へ辞任届を提出したもの。
 25日(日曜日)朝に会場内の別室で開かれた第66回理事会では、髙尾氏からの理事辞任届は出ていたが、改めて「会長(代表理事)解職」を議案として上程し、賛成14、保留1で可決したという。さらに後任の会長として副会長だったJA5SUD 森田氏が推薦され、全会一致で就任を可決。副会長が1名空席になることから理事のJA8ATG 原氏を副会長とすることを諮り、賛成11、保留4で可決したという。

 

 なお髙尾氏はこの1年、空席となっている専務理事の業務も兼ねていたが、森田会長は「今後においては現理事の中から専務理事に就任できる者を見つけるか、複数の理事で専務理事の業務を分担してカバーするか検討したい」とし、空席となった理事2名の補充選挙は行わない方針を表明した。

 

 

 

 第1号議題「令和4年度決算の件」は13時47分から議題説明。今回は時間短縮のため、事前に提出された準備書面に対する口頭での回答は行わず(社員に後日送付する)、“どうしても”の質問のみ挙手で行う討議方法となった。
 その後、14時22分から挙手採決が行われ、下記の通りとなった。

 

・出席社員の総数(委任状含む):124名
・議決権行使書提出:8名

 

★第1号議題の賛成票
・出席社員:81票
・議決権行使書:7票
 合計88票
★同 反対票
・出席社員:40票
・議決権行使書:1票
 合計41票
★同 保留票
・出席社員:3票
・議決権行使書:0票
 合計3票

 

 この結果、賛成多数で第1号議題は可決した(14時42分)。

 

 

 続く第2号議題「民法の成年年齢改正にともなう規則改正の件」も同様の方法で討議を行い、14時47分から挙手採決が行われ、賛成多数で可決した。

 

 

 

 ここからは社員提案の議題の審議となった。
 第3号議題「地方本部長選挙にかかる規則改正の件」は、討議に続いて15時01分から挙手採決が行われ、賛成多数で可決。次回の令和6年通常選挙から、地方本部長の選挙に当選した者は(社員総会の議決を受けずに)その地域の地方本部長となり、地方選出理事としての就任は社員総会で可否が採決されることになった。

 

 社員提案の第4号議題「理事 髙尾義則解任の件」は、髙尾氏がすでに辞任していることから解任決議をしても効力がないため、討議の結果「決議省略」となった。

 

 

 社員提案の第5号議題「理事 田中透解任の件」は、15時13分から討議を行い、「この社員提案に本来社員が知り得ない内容が記載されている」「誰が起案したものかわからない」「提案者は自筆署名で提出すべきところだがなされていない」などの理由で第66回理事会では「本議題(田中理事の解任)に反対する」という立場であると表明。さらに「事務局からメールが届いて、初めて自分が提案者に加わっているのを知った」という社員も現れ、35名の提案者の中からも「提案を取り下げたい」と表明する者が17名現れるなど、波乱含みとなった。

 

 討議後、16時00分から無記名の投票を行い、下記の通りとなった。

 

・出席社員の総数(委任状含む):124名
・議決権行使書提出:8名

 

★第5号議題の賛成票
・出席社員:17票
・議決権行使書:2票
 合計19票
★同 反対票
・出席社員:88票
・議決権行使書:6票
 合計94票
★同 保留票
・出席社員:19票
・議決権行使書:0票
 合計19票

 

 この結果、賛成票が過半数に満たなかったことから第5号議題は否決された(16時15分)。

 

 

 

 同社員総会は続いて「令和4年度事業報告」「令和5年度収支予算」「令和5年度事業計画」の報告事項と質疑が行われた。これも準備書面の回答は後日送付する形式で、“どうしても”の質問のみ受け付ける形となった。

 

 その中で「QSLカード転送の遅れ」についての質問では、事務局側が「コロナ禍(の無線アクティビティ上昇)やFT8ブームもあって、ここ2~3年はいつもの年よりも20~30%ほど多いQSLカードがビューローに届いていたが、今年度は少し落ち着きを見せている。転送作業に遅延が発生していることは大変申し訳ない。解消に向けて取り組んでいるので改めて報告したい」と述べた。

 

 また9月25日の電波法令改正で施行される総務省バンドプラン(電波の使用区別)に合わせ、JARLが制定・施行するバンドプランについての進捗については「JARLバンドプランは周波数委員会が原案を作成し、第65回理事会で承認されており、現在は公開のための図面作りを“なるはや”で進めている。完成次第公開する」「次回以降はJARLが主体的に動いてバンドプランを策定していきたい。周波数委員会でもパブコメを取るようになるのではないだろうか」という回答が事務局側からあった。

 

 その他、出席社員から「支部長連絡会の復活」「総会速記録公開の復活」「役職を使っての選挙応援は禁止に」などの要望が出て、16時38分にすべての議事が終了した。

 

 

 

 

 

 

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●関連リンク:
・第12回定時社員総会開催される(JARL Web=6月29日掲載)
・第12回定時社員総会議案等について(JARL Web)

 

 

 

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