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<30円値上がりし1枚180円に>2023年10月1日から「国際返信切手券(IRC)」の販売額が変更に

日本郵便株式会社は2023年9月12日、国際返信切手券(IRC:international reply coupon)の販売額を本年10月1日から変更すると発表した。これまで郵便局の窓口で1枚150円で販売されてきたが、30円値上がりし1枚180円になる。10月1日からは国際郵便料金の一部を改定することがすでに発表されており(2023年5月1日の記事参照)、これに合わせた措置とみられる。

 

 

日本郵便ホームページのお知らせより

 

 

「国際返信切手券(通称:IRC)」は、海外の相手から郵送料の負担をかけずに返信を受け取りたいときに利用する返信用切手券(クーポン)だ。受け取った人が、その国の郵便事業者窓口に提出すると、1枚につき原則として手紙(航空便)の基本料金分の現地切手と交換してもらえる仕組みだ(重量の多い返信を依頼する場合などは複数枚必要になる場合もある)。

 

 アマチュア無線では海外局と交信した際、相手国にビューローがなかったり、DXペディションなどでQSLマネージャーがいたりする場合には「SASE(自局のQSLカードと宛名の書いた返信用封筒を入れたもの)」を同封してQSLカードを請求することがある。本来、返信用封筒には相手国の切手を貼る必要があるが、入手しづらいことからIRCを数枚入れることが請求手段の1つになっている。

 

 最近はインターネット上で交信成立データを確認後、相手局やQSLマネージャーに送料分を電子送金する「OQRS」や、LoTWやeQSLといった方法のQSLコンファームが普及しつつあるが、それでもIRCには一定の需要があるようだ。

 

現在、1枚150円で販売されている国際返信切手券(IRC)。有効期限は2025年12月31日まで

 

 その国際返信切手券の日本における販売額が2023年10月1日から30円値上がりし、1枚180円になる。また日本国内で発行された国際返信切手券を窓口で郵便切手に引き換える場合のレートも販売時の金額によって変更される。以下、日本郵便のお知らせから抜粋する。

 

 


 

2023年10月1日から国際返信切手券の販売額が変わります

 

2023年10月1日から、国際返信切手券の販売額を変更します。
販売額は1枚180円で、日本国内で国際返信切手券を交換する場合は、160円分の郵便切手と引き換えることができます。

 

なお、国際返信切手券には、郵便切手に引き換えることができる期限が設けられています。期限内に郵便切手と引き換えていただきますよう、お願いいたします。

 

 

 


 

 現在発行されている国際返信切手券の有効期限は2025年12月31日まで。それまでに海外局にIRCを送る可能性があるなら、値上げ前の入手を検討してはいかがだろうか。

 

(本件情報をお寄せいただきました方にお礼申し上げます。 hamlife.jp)

 

 

 

こちらの記事も参考に↓(2023年5月1日掲載)
<航空扱いの定形書状(手紙)は一律30円アップ>国際郵便料金が10月1日から値上げへ、“地帯区別” も5つに再編

 

 

 

●関連リンク:
・2023年10月1日から国際返信切手券の販売額が変わります(日本郵便 お知らせ)
・国際返信切手券(日本郵便)

 

 

 

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