NHK朝ドラ「あまちゃん」の第153話(9月25日放送)の1シーンに無線機が登場した、という話題を25日の記事でお伝えしたが、「あまり見かけないリグで機種の特定は難しそう」とした2台の無線機のメーカー名と型番がついに判明した。その意外な“正体”とは!?
hamlife.jpでは、9月25日に「再びじぇじぇじぇ! 朝ドラ「あまちゃん」に、今度は“難易度の高い無線機”が登場 」という記事を配信した。その名のとおり、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に登場した、無線機が設置されている事務所のシーンとその無線機を紹介したものだ。まず写真を再掲しよう。
記事作成時、登場した無線機の特定は困難を極めた。左下に置かれたケンウッドの受信機・R-2000と、右上のアルインコの電源・DM-330MVは、アマチュア無線家にも馴染みのある機種なので比較的容易に解明できたが、R-2000の上に置かれた「テンキー付きの車載機」と、DM-330MVの下に設置された「フロントスピーカーの無線機」は、見慣れない形状の上にピントが合っていないことが重なり、“アマチュア無線機ではなさそう”というところまでしかわからなかった。
しかしhamlife.jpの記事公開後、この2台に関する有力な情報が寄せられた。
★フロントスピーカーの無線機(アルインコ・DM-330MVの下に設置)
「アルインコの電源の下にある無線機は、東芝の400MHz帯業務無線機“4M57LT”、もしくは同デザインである150MHz帯の“2M57LT”と思われます。4M57LTは1981年に郵政省の形式検定に合格した製品です」
(ハンドルネーム「XTS ◆FPdpjClE8w」氏からの情報)
★テンキー付きの車載機(ケンウッド・R-2000の上に設置)
「NECの1.5GHz帯デジタルMCA無線機“DC6E1B1-3A”か、同一ボディーを使用した800MHz帯アナログMCA機の“DC5E1A2-4A”というやつだと思います。最初は東芝の9M105に見えたのですが、たぶんこれでしょう」
(ハンドルネーム「ATR-150M10-36T ◆5Z5MAAHNQ6」氏からの情報)
どちらも過去、オークションに出品されたことがあり、その際の画像を探すことができた。なるほど、「あまちゃん」の画像と比較するとボディーの形状やボタン類の配置、特徴が一致している。
難易度が高いと思われた、謎の「あまちゃん無線機」の正体が割り出されたことに驚きを禁じ得ない。情報をご提供いただいた各氏に感謝したい。
こちらもぜひチェック!! (掲載時期が古い順)
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