一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2013年、旧・会費前納者(終身会員)に関連した制度を改めた。今後は「ライフメンバー」という名称となり、会員としての権利はそのまま残るが、2014年4月以降はQSLカードの転送とJARL NEWSの郵送購読に年額7,200円の「ライフメンバー会費」の支払いが必要となった(20万円の会費前納者は2024年4月から)。ところが“ある方法”を取ると、QSLカード転送とJARL NEWSの年間購読を含めても「年額6,000円」で済むことが口コミで広がっている。
ライフメンバーの会員が、2014年4月以降もQSLカード転送とJARL NEWSの郵送購読を受けたい場合、年額7,200円または3年で20,400円の「ライフメンバー会費」を納入する必要がある。これについてはhamlife.jpで既報の通りだ。
ところが、QSLカードの転送だけ希望する場合は、「ライフメンバー転送手数料」として年額3,600円の支払いで済む。さらに今回、ライフメンバーのために「JARL NEWSの有料購読」という制度が新たに設けられ、2014年夏号以降は「1冊600円(送料込み)」で単品購入できることが告知されている(申し込みにはJARL販売品注文用振替用紙を使用)。
現在、JARL NEWSは1、4、7、10月の年4回発行されている。つまり発行のたびに単品で購入すれば600円×4冊=2,400円だ。これに先ほどのQSLカード転送を年額3,600円で申し込んでも合計は6,000円。ライフメンバーの年会費(7,200円)を支払うよりも1,200円も節約できてしまうというわけだ。
これを口コミで知ったJARL会員からは「受けられるサービスは結果として同じなのに、“単品”を組み合わせたら、“セット”よりも2割近く安いなんて」「知らずに7,200円支払うところだった」といった声があがっている。
なおJARLは現在、旧・終身会員に「ライフメンバー会費」の納入を呼びかけ、優遇キャンペーンを展開している(下表参照)。しかしこのキャンペーンを利用し、会費納入とみなされる月数が延長されても、なお「QSL転送」の手数料と「JARL NEWSの有料購読」を組み合わせた方がおトクになるケースが多いようだ。またJARL NEWSは2014年夏号から「電子版」もスタートし、会員がJARL Web上で閲覧することも可能になる予定だ。そうなると“JARL NEWSは電子版で十分。郵送で届くこと自体が不要”と感じる会員もいるだろう。
ライフメンバー会費の納入キャンペーンが終了する6月30日まで、あと1か月半。いろいろ検討してみてはいかがだろうか?
●関連リンク:
・「ライフメンバー会費期間延長キャンペーンを期間限定で実施します」PDF形式(JARL Web)
・JARL、“終身会員”に「ライフメンバー会員証」と「会費払込用紙」を送付(hamlife.jp)
・JARL、「ライフメンバー会員」の会費(年額7,200円)支払い促進のためキャンペーンを実施へ(hamlife.jp)
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