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<昨年に続き「JH1」が超雑魚!2位以下が変動…>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

日本におけるコールサイン研究の第一人者、JJ1WTL・本林良太氏が、2015年末(12月19日付)の「総務省無線局等情報検索」のデータを用いて、国内におけるアマチュア個人局のコールサインの数でみたプリフィックスごとの“雑魚度”(免許局数の多さ)を調査。その結果、もっとも雑魚のプリフィックスは昨年に引き続き「JH1」だったが、2位以下で変動が見られる結果となった。

 

 

 

 JJ1WTL・本林氏は1月23日付けのブログで、総務省が提供する「無線局等情報検索」の2015年末(12月19日付)データを用いて、プリフィックス別で免許されている局数を調査した「雑魚プリフィクスランキング 2015年末」を発表した。なお、1つのコールサインの下に複数の局を持っている場合でも、「1」と数えて集計しいる。同氏の調査はこれで5年目となる。

 

 

 これは昨年同時期に発表した「第4回 全日本雑魚プリフィクスコンテスト」(2015年2月26日記事)に続くもので、個人局コールサインのプリフィックス順位で最も有効な免許数が多いのは、昨年同様に「JH1」。すなわち「JH1」が“超雑魚プリフィックス”という結果となった。

 

 続いて、「JR2」「JI1」「JG1」「JP3」「JE6」…(昨年は「JG1」「JR2」「JL8」「JF1」「JE6」…)の順位で、「JG1」が2位から4位へランキングを下げている。本林氏は「JR2はサフィックスがXYTまで配り終わったこと。さらに発給期間が8年間と長く、若番の局が再免許の時期を迎えていた」などの理由で、2位に留まったのだろうと分析している。

 

 意外なのは、よく聞くプリフィックスというイメージが強い「JA1」の順位が、10位(昨年は7位)だったことだ。順番が下がったのは、ほかのプリフィックスの開局が増えたということより、JA1自体、何らかの理由で廃局などの自然減と考えられる。実際のアクティビティーと無線局としての登録情報との違いによる結果だと言えるだろう。

 

 一方、希少価値が高いプリフィックスは「7J*」シリーズである。7Jプリフィックスは1985年に外国籍の個人局に割り当てられるようになり、1993年からは外国籍の代表者による社団局にも発給されたが、1999年に新たな発給が停止した経緯がある(失効した場合も、本人が希望すれば再取得は可能)。

 

 前々回の調査(2013年末のデータで集計)で「7J9」は1局、「7J7」「7J0」は2局、「7J8」は3局だったものが、前回の調査(2014年末のデータで集計)では「7J9」と「7J0」の1局ずつ、「7J7」が2局、「7J8」が3局。ただ1局だけ残っていた「7J5」のプリフィックスを持つ7J5AAFが更新しなかったことで失効、消滅してしまった経緯もある。そして今回の調査では「7J9」「7J0」は1局、「7J7」が2局、「7J8」が3局と続く。

 

 さて、自分のプリフィックスの雑魚度、希少価値はいかがなものか? 詳しくは本林氏のブログでチェックしてほしい。

 

 

 

 

JJ1WTL・本林氏が集計した「雑魚プリフィクスランキング」(CICから)

JJ1WTL・本林氏が集計した「雑魚プリフィクスランキング」(CICから)

 

 

 

↓過去の雑魚プリフィクスランキング結果

 

●2014年末のデータで集計

<昨年に続き「JH1」が超雑魚に!>貴局の希少価値は!? 国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」発表

 

●2013年末のデータで集計

<貴局の希少価値は!?>国内個人局の「雑魚プリフィックスランキング」! 超雑魚は「JH1」、1局残っていた「7J5」は消滅

 

 

 

●関連リンク:
・雑魚プリフィクスランキング 2015年末(CIC:1~30位を掲載)
・全日本雑魚プリフィクスコンテスト 2015年末(完全版)(callsign.jp Untold Facts)
・7J生存数(CIC)
・総務省 アマチュア局無線局等情報検索

 

 

 

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