4月18日の記事で、太陽黒点数が4月17日に「296」まで上昇したとお伝えした。「296」という数値は、今年観測した最大の数値で、その後も4日連続で200を超えている(これも今年初)。その直近までの1か月半ほど100を切っていたため、ハイバンドを中心にコンディションの上昇に期待が膨らむが、実際のコンディションはさほど“爆発!”していないようだ。
「太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター」の発表によると、4月19日(土)も太陽黒点数は「259」となり、これで4日連続で200超を記録したことになる。
4月15日(火)の「149」から、翌16日(水)には「245」へと、たった1日で100ポイント近くも上昇した太陽黒点数。50MHz帯では、西日本でしばしば入感しているアフリカ東方のインド洋にある3B(モーリシャス)との交信が、東日本でも成功したというリポートが届き、さらに翌日の17日(木)には「296」という今年最大の数値を記録。「この勢いで300を突破するのも時間の問題」と期待されていた。
だが、実際のコンディションはいまひとつで、期待外れの感が否めない。21MHz帯や28MHz帯において短時間ではあるが、ヨーロッパや北米、南米の局は聞こえたが、200を突破しているという実感はない。
「宇宙天気ニュース」によると、ここ数日間、太陽の爆発現象(フレア)が発生し、太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される現象(CME)がみられるということなので、このあたりも影響しているのかもしれない。
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