太陽黒点数が2016年3月22日(火)に「13」、翌23日(水)には「14」と、2日連続で20台を割り込み、2015年10月9日の「11」、12月31日の「18」以来の低さとなっている。一方で50MHz帯では「VK(オーストラリア)」を中心に、日本人のオペレートによる「A31MM(トンガ王国)」や「T88IR(パラオ共和国)」の信号が短時間ながらJAにも入感しQSOに成功している。
2016年2月5日以降、太陽黒点数(SSN=サンスポットナンバー)は100を切る状態が続いている。そしてついに、SSNが直近2日間で20台を割り込んだ。「N0NBH Solar Banners in QST Magazine」は、10mから17mバンドのコンディションを「poor(悪い)」と伝えている。
おりしもインド洋に浮かぶオーストラリア領のクリスマス島から、DXペディション「VK9CK」が各バンド、各モードで積極的にオンエアーし、多くのJA局がQSOに成功。さらに昨日から同じくインド洋のオーストラリア領ハード島から「VK0EK」が、実に19年ぶりという同島からの運用がスタートした。
今週末の3月26日(土)には、日本時間の9時から48時間にわたり「CQ World Wide WPX Contest SSB」が開催される。世界中から多くの局が参加するコンテストだけに、コンディションの上昇に期待したい。
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・太陽黒点情報 – 宇宙天気情報センター
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・N0NBH Solar Banners in QST Magazine
・VK9CK DXペディションチーム
・VK0EK DXペディションチーム
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