株式会社JVCケンウッドは2016年12月21日、144/430MHz帯のD-STAR/APRS対応ハンディ機、TH-D74の新ファーム「Ver.1.05」を同社サイト上に公開した。同機種のファームウェアがアップデートされるのは10月31日に次いで5回目。さらに同機種用のレピータリストの更新と、周波数コントロール用プログラム、ARFC-D74のアップデート(Ver.1.01)も行われた。
●公開されたTH-D74の新ファームウェアVer.1.05(2016年12月21日)
・アップデート内容:Ver.1.04→Ver.1.05
1.APRSステーションデータの詳細画面(ページ1/4 ~ ページ4/4)を表示中、APRS局と同様に受信したD-STAR局のコールサインも1行割り込み表示をおこなうように仕様を追加しました。
・メニューNo.612[ダイレクトリプライ]が「On」(初期値)の場合は、D-STAR局のコールサインが優先して表示されます。さらにダイレクトリプライで応答可能なときは、D-STAR局のコールサインの右側に “*” が表示されます。
2.同じ日付のQSOログ(交信履歴)は日付ごとに一つのファイルに保存するように仕様を変更しました。
・日付が変わると、[PTT] を押したときから新しいファイルが作成され、QSOログが保存されます。
3.ノイズの多い環境下でのスケルチ特性を改善しました。
4.D-STARレピーター情報画面、およびD-STAR受信履歴のGPS位置情報画面で、ノースアップ・ヘディングアップが[F]キーで正しく切り替わらない不具合を修正しました。
●更新されたTH-D74 レピータリストのバージョンと内容
・レピータリスト:Ver.20161219 (2016年12月19日版)
・内容:
「JP3YIZ A」(和歌山430)を追加しました。
「JP3YCV A/B」(有田430/1200)のゲートウェイを「JP3YIZ G」に変更しました。
JVCケンウッドは「TH-D74には、出荷時にあらかじめD-STARレピーターリストが書き込まれています。D-STARレピーターの開設状況などに応じて、レピーターリストが更新されることがあります。最新のレピーターリストファイルをお客様ご自身でダウンロードし、メモリーコントロールプログラム MCP-D74、または市販のmicroSDメモリーカードを使用して、お手持ちのTH-D74に書き込むことができます」と説明し、その手順をWebサイトで公表している。
●更新されたTH-D74 周波数コントロール用プログラム ARFC-D74のバージョンと内容
・バージョン名:Ver.1.01 (2016年12月21日)
・内容:Bluetoothで接続した場合の安定性を改善しました。
●関連リンク:
・TH-D74 ファームウェア アップデートのお知らせ(JVCケンウッド)
・TH-D74 D-STARレピーターリスト(JVCケンウッド)
・TH-D74 メモリーコントロール用プログラム MCP-D74(JVCケンウッド)
・TH-D74 ダウンロード情報(JVCケンウッド)
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