特別な資格が不要でトランシーバー片手に誰でも無線交信が楽しめる無線ジャンル「ライセンスフリー無線」。そんな“フリラー(愛好家)”たちが行う真夏の祭典!一斉交信イベント「SUMMER VACATION=サマーバケーション(SV)2018」が、7月28日(土)21時から29日(日)15時までの2日間にわたり開催される。送信出力の弱いライセンスフリー無線だけに、見晴らしのよい、高い場所からの移動運用がメインになる“お泊りイベント”。台風12号の接近による天候の悪化はもちろんのこと、昨今の記録的猛暑のなかで暑さ対策、水分補給は十分行い、無理な行動は慎んで交信を楽しもう!
泊りがけで移動運用を楽しむフリラーも多い「SUMMER VACATION(SV)」。合法CB無線(市民ラジオ)では、ひとたびEスポが発生すると8チャンネルすべてで多くの局で賑わい出す
ライセンスフリー無線愛好家、通称“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント「SUMMER VACATION(SV)2018」が今年も開催される。2日間ということで、気の合う仲間たちと泊まりがけの移動運用を行ったり、旅行のついでにオンエアーといった運用が楽しめる。夏休み期間中なので、学生のフリラ-が多いのも特長だ。
近年、ライセンスフリー無線人気も手伝って、オンエアーを楽しむフリラも多くなった。ひとたびコンディションがオープンすると、チャンネルが賑やかになる。
それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。27MHz帯の合法CB無線(市民ラジオ)では、3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)/8ch(27.144MHz)の使用頻度が高い。
一方、「特定小電力無線」で使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定して移動して交信を楽しもう!
この時期はEスポ(スポラディックE層)シーズン真っ盛りである。合法CB無線(市民ラジオ)では遠距離交信に期待が持てるほか、特定小電力無線、デジタル簡易無線登録局ではラジオダクト(大気中の通路)の発生で異常伝搬があるかも!? 思い思いの場所に移動し、普段は繋がりにくいエリアとの交信に挑戦しよう。
なお、フリラー有志により「移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけ」が行われている。「荒天時の対応について」など、詳しくは下記の関連リンクから「2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて」にアクセスして確認してほしい。
●「SUMMER VACATION=サマーバケーション(SV)2018」実施要綱
■開催日時
2018年7月28日(土)21:00~7月29日(日)15:00
■運用するバンド
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル簡易無線登録局
■集中呼び出しタイム
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分
●関連リンク:2000年以降のCB移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて
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