兵庫県明石市の明石アマチュア無線クラブ(JA3YAS)、国立大学法人 明石工業高等専門学校アマチュア無線クラブ(JA3YKY)、風愛人アマチュア無線クラブ(JI3ZOX)の3団体は共同で、2019年4月1日から11月30日まで“明石市制100周年”と“明石城築城400周年”を記念したJARL特別局「8J3AC」の運用を各バンドで行う。4月2日(火)14時からは同市の明石公園にある明石市生涯学習センター分室で開局セレモニーを実施し、同市出身のシンガーソングライターでJARL広報大使のMasaco(JH1CBX)が開局第一声のCQを出す予定だ。
明石アマチュア無線クラブの発表と寄せられた情報を抜粋・整理して紹介する。
アマチュア無線特別局の開設のご案内 ~4月2日に開設セレモニーを実施~
明石アマチュア無線クラブでは、明石市制100周年と明石城築城400周年を記念してアマチュア無線の特別局を開設する運びとなりました。開設準備は明石アマチュア無線クラブが行い、運営は弊クラブに加え、他のクラブの参加も予定しています。
◆開設目的
明石市制100周年と明石城築城400周年を記念してアマチュア無線の特別局の開設により全国に電波を通じ、明石の良さ、明石城のPR、観光を情宣するもの。また、特別局は明石市の協力で明石公園内の生涯学習センター分室の一部屋を無償で借用し、併せて明石城築城400周年の県の事業に賛同、応募事業により県の助成提供を得て運用をしている。行政の協力のもと、明石のPRを目的として運用することで行政の期待に応えていく。
◆特別局について
(1)名称:明石市制100周年、明石城築城400周年記念アマチュア無線特別局(JARL特別局)
(2)コールサイン:8J3AC(ACはAkashi City、 Akashi Castle)
(3)運営者:「8J3AC特別局運営委員会」
明石アマチュア無線クラブと、日本アマチュア無線連盟(JARL)兵庫支部傘下の明石市内2クラブ局(国立大学法人 明石工業高等専門学校アマチュア無線クラブ、風愛人(ファイト)アマチュア無線クラブ)で構成を予定
代表者(運営委員長):JA3KBF 小林 進(第1級アマチュア無線技士、明石アマチュア無線クラブ会長)
(4)常置場所:明石市生涯学習センター分室1階(兵庫県明石市明石公園1-27)
(5)運用期間:2019年4月1日~11月30日(ただし4月1日は休館日で運用なし)
(6)運用形態と運用の日及び時間:
固定局は常置場所から運用し、毎週の土・日(分室の休館日を除く)9:00~17:00とする。運営委員会の判断で上記以外に特別に運営する日がある。また時間の制限がない移動局の運用も実施する
(7)交信予定局数:5,000局
(8)操作の資格者と運用:
アマチュア無線の免許所有者で運用希望者に開放し、運営委員による監督のもと操作・運用を行う
(9)設備内容:
機器はHF、VHF、UHFの周波数を使用できる50W機(3アマ以上の要資格)と10W機の無線機を固定局として常置、それに対応するアンテナ類を屋上に展開。移動局は固定局と同様の周波数を使用できる50W機、10W機及び小出力機を運用する。運用周波数は下記の通り
・HF:7MHz帯、14MHz帯、21MHz帯、28MHz帯
・V/UHF:144MHz帯、430MHz帯
※1.8MHz帯、3.5MHz帯、WARC BAND、50MHz帯は対応していません
・電波型式:SSB、CW、AM、FM
※RTTY、JT65、FT8等のデジタルには対応していません
(10)移動局:
車等を活用し、分室以外の場所で行うことから、曜日にとらわれず運用することが可能。移動の予定場所としては行政の協力を得られる場所に加え、地域、学校等から要望があれば出来る限り出前運用に応える
◆QSLカードについて:
8J3ACはJARL特別局で、JARLが免許人となっていること
◆開局セレモニーについて
・日時:2019年4月2日(火)14時から
・場所:明石市生涯学習センター分室1階(兵庫県明石市明石公園1-27)
・内容:明石出身のシンガーソングライターで第3級アマチュア無線技士免許を保有するMasacoさんを招き、最初のCQを送出予定
※Masacoさんプロフィール
Masaco(まさこ)。明石市出身のシンガーソングライター。代表曲「ひたみち」「子午線のみち」など。第3級アマチュア無線技士の免許を取得し「JH1CBX」を開局。全国各地の無線イベントにゲスト出演するほかアマチュア無線情報誌「月刊FBニュース」で連載。2019年1月、アマチュア無線のPRを行う“日本アマチュア無線連盟(JARL)広報大使”に任命される。
※明石アマチュア無線クラブについて
コールサイン:JA3YAS、クラブ員:20名。
主たる活動実績:1961年に明石市立明石天文科学館内にクラブ局JA3YASを常置局として開設。1986年日本標準時制定100周年記念特別局8J3JSTを同館内に開局。翌年、市の文化功労賞を受賞。阪神淡路大地震で天文科学館が被災、一時閉館のため会長宅に移行。その後、現在の生涯学習センター分室内のサークル連盟に登録、現在の年間活動は6月の「時のウイーク」、8月には商用電源を使わないフィールドデー、各々明石公園内で公開運用。11月にはサークル連盟の「みんなの祭」で公開運用を実施。
●関連リンク:
・明石市立生涯学習センター分室
・Masaco(Wikipedia)
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