アイコム株式会社は2021年6月18日、144/430MHz帯D-STAR対応ハンディ機「ID-52」の新ファームウェア「Version 1.20」を同社サイト上で公開した。今回の新ファームでの変更点はバンドスコープの機能アップが中心で「スコープモードの切り替えを追加」「シングル表示でのウォーターフォール機能を追加」「表示ステップ数の切り替えを追加」「スイープ速度を高速化」「MENU画面にスコープ項目を追加」「以前のバージョンからファームウェアを更新した場合に、設定データやメモリーを初期化しないように改善」「その他軽微な変更」と発表されている。なおこの変更に合わせてID-52用プログラミングソフトウェアの「CS-52」も新バージョン1.20が登場している。
ID-52の新ファームウェア公開は2021年2月22日以来となる。今回発表された内容は次のとおり。なお詳細説明としてPDF版の「ID-52 仕様変更のお知らせ」が公開されている。
●ID-52の新ファームウェア(Version 1.20)
Version 1.10からの変更点:
【バンドスコープの機能アップ】
・スコープモードの切り替えを追加(センター表示(既存)、FIX表示、スクロール(FIX)表示)
・シングル表示でのウォーターフォール機能を追加
・表示ステップ数の切り替えを追加(±15ステップ、±20ステップ)
・スイープ速度を高速化
・MENU画面にスコープ項目を追加
【そのほかの変更】
・以前のバージョンからファームウェアを更新した場合に、設定データやメモリーを初期化しないように改善。
※ただし、より新しいバージョンからファームウェアを戻した場合は、設定データやメモリーが初期化されることがあります。
・その他軽微な変更
ID-52のファームアップは、microSDカードを使用して行うことができる(取扱説明書で確認のこと)。なおファームウェア書き換え後はバージョン情報の数字が次のように表示されるという。
Main CPU: 1.20
Sub CPU: 製品の出荷時期により1.00または1.01
DSP : 1.02
GPS: 13196
Bluetooth: 1.12
詳細は下記関連リンク参照のこと。
●関連リンク:
・ID-52 ファームウェア ダウンロード(アイコム)
・仕様変更のお知らせ ID-52 PDFダウンロード(アイコム)
・プログラミングソフトウェアダウンロード CS-52(アイコム)
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