無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会は、2023年12月2日に実施した令和5年12月期の第一級アマチュア無線技士国家試験の「無線工学」において、“選択肢の中に正答がない” 出題があったとして公式サイトにお詫びを掲載した。同協会はこの問題について「受験者全員を正解(5点)として処置する」と発表している。
日本無線協会の発表によると、誤りがあったのは、1アマ無線工学の試験問題「A-5」。抵抗と誘導リアクタンスによる直列回路における有効電力と無効電力、皮相電力の組み合わせで正しいものを5つの選択肢から選ぶというものだが、挙げられている1~5の選択肢中に正答がなかったという。
同協会は『令和5年12月2日に実施した、第一級アマチュア無線技士「無線工学(HZ-512)」試験の下記の問題において、選択肢の中に正答がありませんでした。受験者の皆様にお詫び申し上げます。なお、下記A-5については、受験者全員を正解として処置します。(5点)』と発表している。
●関連リンク:
・令和5年12月実施の第一級アマチュア無線技士「無線工学」における試験問題の誤りについて(日本無線協会)
・試験問題と解答(日本無線協会)
・令和5年12月期 第一級アマチュア無線技士「無線工学」試験問題 PDF
・令和5年12月期 第一級アマチュア無線技士 「無線工学」 合格基準及び正答 PDF(日本無線協会)
●いったん広告です: