無線従事者国家試験を実施している公益財団法人 日本無線協会は2024年4月3日、現在「年3回(4月・8月・12月)」行っている第一級アマチュア無線技士(1アマ)および第二級アマチュア無線技士(2アマ)の国家試験を、2025年度(令和7年度)から実施月と実施回数を見直し、「年2回(5月・11月)実施」にすると発表した。年2回実施になるのは28年ぶり。
今回の実施回数削減と実施月見直しに関する日本無線協会の発表は次のとおり。
令和7年度からの第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験について
第一級及び第二級アマチュア無線技士国家試験については、令和6年度はこれまでどおり4月・8月・12月の年3回実施しますが、令和7年度からは実施月の見直しを行い、5月・11月の年2回の実施に変更します。
日本無線協会が実施している1アマ・2アマの国家試験は、1997年度(平成9年度)からコロナ禍やオリンピック開催時期のイレギュラーを除き、4月、8月、12月の年3回開催されてきた(それ以前は4月、10月の年2回)。試験会場は東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11か所。
近年の受験者は下図の通り減少傾向にあり、2022年度(令和4年度)の受験申請者総数は1アマが1,732名、2アマが970名。合格率は1アマが31.2%、2アマが49.2%。
平成20年度~令和4年度の1・2アマ国家試験受験状況(キューシーキュー企画作成)
こちらの記事も参考に
<1アマ国試の合格率は3年ぶりに30%台を回復、4アマ新規取得者は13,195名>総務省、令和4年度末の「資格別 無線従事者免許取得者数の推移」を公表
●関連リンク:
・国家試験最新情報 お知らせ(日本無線協会)
・令和6年度アマチュア無線技士国家試験案内(日本無線協会)
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