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<「大阪・関西万博」会場から世界と交信!>JARLのアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」が運用開始

2025年4月13日、大阪市此花区の夢洲(ゆめしま)を会場として、2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」が10月13日まで184日間の会期で始まった。一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、このイベントに運営参加サプライヤーとして協賛を行い、会場内に特別記念局「8K3EXPO」運用コーナーを開設。初日の4月13日10時からは関係者が出席し「開局式」が行われた。その模様をリポートしよう。(取材・写真協力:JARL)

 

 

大阪・関西万博会場内に設置された、アマチュア無線特別記念局のコーナー。JARLはこのイベントの運営参加サプライヤーとして協賛を行っている

開局式の記念写真。左から森田JARL会長(JA5SUD)、田中JARL関西地方本部長(JR3QHQ)、JARL広報大使の歌手Masaco(JH1CBX)

 

 

 大阪・関西万博の特別記念局は2局あり、1局は1970年の日本万国博覧会(大阪万博=EXPO’70)で、サンフランシスコ市館に設けられたJARL局が使用したのと同じコールサイン「JA3XPO」、もう1局は日本のアマチュア局として初となる “8K3” プリフィックスが発給された「8K3EXPO」だ。どちらもコールサインの有効期間は4月13日から会期末の10月13日までとなっている。

 

総務省 近畿総合通信局から発給された無線局免許状

 

 万博会場内に設置されたのは固定局の「8K3EXPO」だ。場所は東ゲートゾーンにあるEXPOナショナルデーホール「レイガーデン」隣のサービスコーナー(案内所、救護所、トイレ、ベビーケア施設などが入居する黒い建物)の中。会場を一周する木製の円形回廊「大屋根リング」に付いている位置番号「73番」のすぐ隣(回廊の外側)になる。万博会場の東ゲート(Osaka Metroの夢洲駅側)から入場すると徒歩6~7分で到着できる。

 

8K3EXPOの運用コーナーは、大屋根リングの位置番号73番、東ゲートゾーン「レイガーデン」隣のサービスコーナー(案内所、救護所、トイレ、ベビーケア施設などが入居する黒い建物)の中にある

運用風景は建物の外からも見ることができる

運用コーナーはラジオのサテライトスタジオのように仕切られている

 

 今回の万博では、来場者の会場内におけるアマチュア無線機や特定小電力無線機など無線通信機器の持ち込み、および使用が規約で明確に禁止され(下記関連リンクの来場者向け規約PDFを参照のこと)、入場ゲートでは航空機搭乗時と同様の手荷物検査があるため、JARL関西地方本部はホームページで注意を呼び掛けている。

 

 特別記念局コーナーも全バンドがリモート運用だ。実際の無線機器とアンテナは会場外の関係者駐車場に設置した「タワーブース」にあり、双方は光回線で結ばれている(タワーブースは一般の来訪不可、監視スタッフが常駐)。

 

 JARLのプレスリリースによると、タワーブースに設置されている無線機は、アイコムのIC-7760(200W)、IC-7300(100W)、IC-7300M(50W)、IC-9700(50W)、IC-705(10W)、IC-905XG(10W)と、JVCケンウッドのTS-890D(50W)だ。そのほか安定化電源はアルインコと第一電波工業、特別記念局コーナーのヘッドセットはアツデンと、JAIA加盟の各メーカーが全面協力しているのが特徴だ。さらにCW用パドル(GHDキー製)はCQ出版株式会社が提供している。

 

特別記念局のオペレーションデスクにはリモート運用で使うノートPCが並んでいる

IC-7760は専用のコントローラーを使ってオペレーションが可能

IC-905/IC-7300/IC9700はRS-BA1 Version2で操作する

JVCケンウッド、TS-890DはARCP-890で操作する

 

 タワーブースに設置されているタワーとアンテナ(SHF帯を除く)はナガラ電子工業の提供によるものだ。ラインアップは下記の通り(JARLプレスリリースより)。

 

・アンテナタワー:地上高10mタワー(エレベーターキット手動ウインチ)
・アンテナ:
 7~28MHz帯 4エレ八木(7MHz帯はロータリーダイポールとして動作)
 10/18/24MHz帯 ロータリーダイポール
 50MHz帯 6エレ八木
 144MHz~10GHz帯 GP等
 ※1.8/3.5MHz帯は開会期間中に検討

 

会場外の関係者駐車場に設置されている「タワーブース」(別の日に撮影したため、アンテナが下がっている)

IC-905用のSHF帯アンテナ(アイコム製)も取り付けられている

 

 オープン初日の4月13日、午前10時から森田JARL会長(JA5SUD)、田中JARL関西地方本部長(JR3QHQ)ら関係者が出席し、特別記念局の開局式が行われた。森田会長は次のように挨拶を行った(要旨)。

 

 

『開局、誠におめでとうございます。今回の特別記念局の開設にはいろいろとご苦労があったとお聞きしております。総務省近畿総合通信局はじめ皆様のご協力に感謝申し上げます。JARLは大阪・関西万博を「運営参加サプライヤー」として協賛しております。この特別記念局のアマチュア無線を通じて、日本国内のみならず、全世界に大阪・関西万博の素晴らしさをアピールし、それとと一緒にアマチュア無線の楽しみを大いにアピールをして、盛り上げていただきたいと思います』

 

森田JARL会長から無線局免許状を受け取る田中JARL関西地方本部長

 

 

 続いて森田JARL会長が7MHz帯SSBで8K3EXPO初の「CQ」を出し、JA3YRL/3との間で交信を行った。その後はJARL広報大使で歌手のMasaco(JH1CBX)がパイルアップをさばき、さらに運用委員(3エリア各府県のJARL関係者)とボランティア運用スタッフ(公募で決定)らが430MHz帯などで順次オペレートを開始した。

 

森田JARL会長が8K3EXPOの初CQをアナウンス。JA3YRL/3と交信を行った

続いて歌手のMasacoが7MHz帯SSBでオペレート。全国からのパイルアップをさばいていた

一般来場者に向けたアマチュア無線のPRも怠っていない。各種リーフレットやビデオがあるほか、国際宇宙ステーションや南極昭和基地などの興味を惹くQSLカードも展示している

体験運用、ゲスト運用の準備も進んでいた。初日の昼には早くも体験運用が行われたという。ゲスト運用の希望者は無線従事者免許証とJARL会員証を持参して同コーナーを来訪のこと(事前の運用予約は不要)。ゲスト運用・体験運用の詳細は下記Facebookページの4月17日付け記事で案内されている

 

 

 なお、大阪・関西万博の特別記念局については、JARL関西地方本部がFacebookページに開設した「JARL Osaka Kansai EXPO」で毎日精力的な情報発信が始まっている。最新情報はそちらの参照をお勧めする。

 

Facebookページに開設した「JARL Osaka Kansai EXPO」で積極的な情報発信が始まっている。ぜひフォローを!

大阪・関西万博初日昼の会場風景。午前中は「雨時々曇り」という天候で、残念ながら多くの来場者が楽しみにしていたブルーインパルスの展示飛行はキャンセルになってしまった。午後からは雨脚が強くなった

 

 

こちらの記事も参考に(4月14日掲載)↓
<プレスリリース配信>一般社団法人 日本アマチュア無線連盟は、大阪・関西万博会場内にアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」を開設し「運営参加サプライヤー」として協賛します

 

(4月26日掲載)↓
<万博会場でゲスト運用したい人、交信したい各局へ>大阪・関西万博のアマチュア無線特別記念局「8K3EXPO」最新情報

 

 

 

●関連リンク:
・JARL関西地方本部
・大阪・関西万博 特別記念局 特設サイト(JARL関西地方本部)
・JARL Osaka Kansai EXPO(Facebookページ)
・大阪・関西万博 無線ブースでの運用について(「JARL Osaka Kansai EXPO」Facebookページ)
・持込禁止物・禁止行為に関する 来場者向け規約 PDF(大阪・関西万博公式サイト)※アマチュア無線機を含む無線通信機器の持ち込み禁止は「C3-2」、禁止行為は「C3-5」参照
・大阪・関西万博特別記念局、ボランティア運用スタッフ募集要項 PDF(一般)(JARL兵庫県支部)
・大阪・関西万博公式サイト

 

 

 

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