カタールの人工衛星「Es’hailSat2」は、ブラジルとインドを結ぶ位置の静止軌道に投入され、アマチュア無線用としては最初の静止通信機能を提供する予定だ。計画では、衛星は2016年末までに打ち上げられる。2つの「フェーズ4」用アマチュア無線トランスポンダーを搭載し、東経26度上の静止軌道に配置される。またテレビや公用、商用コンテンツなどが配信ができるKuバンドとKaバンドのトランスポンダーも搭載される。
AMSAT DLは、このプロジェクトへの技術サポートを行っている。AMSAT DLの代表、Peter Guelzow氏(DB2OS)は、衛星の受信可能な地域はヨーロッパ、アフリカ、ブラジルとアジアの一部だと述べた。「基本的にはEs’HailSat1と同じ位置だ。おそらく、2回目ののスポンサーの希望はもっと西よりの位置になるだろう」。AMSAT DL は来月、衛星の技術特性に関する追加の詳細を公開する予定である。カタールのアマチュア無線連盟とカタールサテライトカンパニー(Qatar Satellite Company)は、アマチュア無線プロジェクトに協力している。 (ARRLニュース 3月24日 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・「Qatar’s Geostationary Es’hailSat 2 Satellite to Carry Amateur Radio Transponder」ARRL NEWS
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