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【追記:FM音声レピータも稼働開始】<音声ビーコンも送信中>RadFxSat(Fox-1B)衛星が打ち上げ成功、「AO-91」と命名!!

2017年11月18日9時48分(UTC)、米国カリフォルニア州のヴァンデンバーグ空軍基地からデルタIIロケットが打ち上げられ、同ロケットに搭載されていた小型衛星(1U Cubesat)の「RadFxSat(Fox-1B)」は11時9分に軌道へ投入された。この衛星は435MHz→145MHzのFM音声レピータを搭載、すでに145.960MHzではFM音声によるビーコン発射が確認されている。同衛星はAMSATによって「AMSAT-OSCAR 91(AO-91)」として登録された。

 

 

11月18日、ヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げられたデルタIIロケット(写真ARRL NEWS)

 

 

 11月18日のARRL NEWSによると、RadFxSat(Fox-1B)はAMSATとヴァンダービルト大学(テネシー州)の共同開発によるもの。同大学は半導体や電子機器に対する放射線の影響を測定する装置を開発、AMSATは衛星の筐体や電源、オンボードコンピュータなどを担当した。

 

 アマチュア無線用途としてはアップリンク435.250MHz(67.0HzのCTCSSが必要)→ダウンリンク145.960MHzのFM音声レピータを搭載している。そのほか200bpsのFSKによるテレメトリー信号と女性音声によるビーコンも145.960MHzで送信され、ビーコンは早くも世界各地で受信に成功している。(ARRLニュース 11月18日 ※許可を得て抄訳抜粋/(C)ARRL )

 

【11月23日追記】AMSATの情報によると、AO-91のFM音声レピータが同日稼働を開始し、N8NH~N0JY間で初交信が行われた模様。

 

 

 

◆中国の「CAS-4A」「CAS-4B」のトランスポンダも稼働中

 

 10月19日のARRL NEWSによると、6月15日に軌道へ投入された中国(CAMSAT)のアマチュア無線衛星「CAS-4A」「CAS-4B」のSSB/CWリニアトランスポンダ(反転式)が10月18日に稼働を開始したという。それぞれの衛星の周波数は次の通り。

 

★CAS-4A(コールサイン:BJ1SK)
・CWテレメトリー:145.855MHz
・GMSKテレメトリー:145.835MHz(4,800bps)
・アップリンク:435.220~435.240MHz(通過帯域20kHz)
・ダウンリンク:145.870~145.850MHz(通過帯域20kHz)

 

★CAS-4B(コールサイン:BJ1SL)
・CWテレメトリー:145.910MHz
・GMSKテレメトリー:145.890MHz(4,800bps)
・アップリンク:435.280~435.300MHz(通過帯域20kHz)
・ダウンリンクは145.925~145.905MHz(通過帯域20kHz)

 

(ARRLニュース 10月19日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )

 

 

 

●関連リンク:
・RadFxSat (Fox-1B) Launched Successfully, Designated AO-91(ARRL NEWS)
・Chinese CAS-4A and CAS-4B Amateur Radio Satellite Transponders Activated(ARRL NEWS)
・AMSAT
・CAS-4AとCAS-4Bの諸元(CAMSAT作成)
・軌道予想プログラム Sat Passes(amsat.org.ar)

 

 

 

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