2017年2月15日(水)の03:58UTC(日本時間15日12時58分)、インドのPSLV-C37ロケットが打ち上げられ、アラブ首長国連邦で初となるアマチュア無線衛星「Nayif-1」が軌道に投入される予定だ。同衛星は144MHz帯のビーコン(テレメトリ-)のほか、430MHz帯→144MHz帯のリニアトランスポンダー(0.5W出力)を搭載している。
Nayif-1は、アラブ首長国連邦のMohammed bin Rashid Space Centre(MBRSC)とAmerican University of Sharjah(AUS)が共同製作した、同国初のアマチュア無線衛星(1U CubeSat)だ。144MHz帯のビーコン(テレメトリー)のほか、SSB/CWに対応した430MHz帯→145MHz帯のリニアトランスポンダー(0.5W出力)を搭載しているのが特徴である。周波数は次のとおり。
・ビーコン(テレメトリ-):145.940MHz、1200bps BPSK(FUNcube標準)
・リニアトランスポンダー(SSB/CW):
アップリンク 435.015~435.045MHz、ダウンリンク 145.990~145.960MHz
AMSAT-UKは、発射直後の受信報告をを求めている。北米では2月14日(現地時間)の真夜中に最初の信号が聞こえると予想されている。なお同衛星のビーコン(テレメトリ-)は打ち上げ当初、小出力のセーフモードで運用される見込みだ。(ARRLニュース 2月9日 ※許可を得て抄訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・Nayif-1 CubeSat with Amateur Radio Transponder Set to Launch on February 15(ARRL NEWS)
・Nayif-1 CubeSat Launch Announced(AMSAT-UK)
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