岐阜県岐阜市のアマチュア無線ショップ「CQオーム」のトピックスページによると、アイコム株式会社は0.15~3305MHzをカバーするハンディタイプの広帯域受信機、「IC-R20」の生産を終了することになった。後継機種の発売予定は特にないという。
IC-R20は2004年3月に発売が開始されたロングセラーモデル。0.15~3305MHzをSSB/CW/AM/FM/WFMで受信可能(一部周波数帯を除く)、異なる2バンドのデュアルワッチや受信内容の録音機能なども装備した、ハンディ受信機では異色の高級モデル(標準価格:69,800円+税)。CQオームのトピックスページによると、すでに同社における生産は完了し、今後は流通している市場在庫のみとなるという。
IC-R20の生産完了に伴い、アイコムの広帯域受信機はIC-R9500(業務用最高級機)、IC-R75(HF~50MHz帯)、IC-R6(小型ハンディ)の3モデルを残すのみとなる。
CQオームは「業界最高峰のオールモードハンディ型受信機IC-R20が生産終了になります! 残りは在庫分のみ! 後継機種などの話は特にありませんので、ハンディ型多機能・オールモード受信機というジャンルの受信機は、事実上アイコムからはなくなってしまいます。ご希望の方はお早めにどうぞ」と案内している。
●関連リンク:IC-R20 生産終了・在庫限り! 20台切りました!(CQオーム トピックスページ)
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