「北京放送」の愛称で親しまれている、中華人民共和国の海外向けラジオ放送「中国国際放送(CRI)」。放送時間は少し短くなったが、現在も中波と短波で日本向けの日本語放送を行っている。その同局が5月5日の中国アマチュア無線の日を記念し、「中国アマチュア無線の今」と題した約40分の特別企画を放送した。リポーターは2011年から同局の日本語部で活躍しているアナウンサーのJK2CUW・高橋恵子さん。Webサイトで番組の音声と中国のアマチュア無線家の写真を楽しむことができる。
毎年5月5日は中国における「アマチュア無線の日(中国HAM五五節)」だ。これを記念して、中国国際放送は日本語番組の「CRIインタビュー」コーナーで、「中国アマチュア無線の今」という特別企画を5月3日に放送し、Webサイトで写真と番組音声(約40分)の公開を開始した。
番組では中国のアマチュア無線の歴史や、5月5日が「アマチュア無線の日」と呼ばれるようになった由来などを紹介。さらに3月26日に開催された“国際コンクール”(2016 CQ World-Wide WPX Contest SSB)に参加した、北京市内で最大規模の設備(タワー7基、アンテナ27本を設置)を持つアマチュア無線クラブ、B1W(BY1CW)を取材した。
インタビューでは、クラブ局オーナーの張氏がクラブハウスや自宅で使用している無線設備の説明を行ったほか、オペレーターの1人として加わった日本人駐在員の中山孝蔵氏(JH1TEB)をはじめ、中国のアマチュア無線家が登場。中国のアマチュア無線事情なども紹介され、興味をそそられる内容になっている。また、リポーター役を務めた同局アナウンサーの高橋恵子さん(JK2CUW)の、アマチュア無線やコンテストに関する説明の的確さにも注目したい。
●関連リンク:
・特別企画「中国アマチュア無線の今」取材リポート(中国国際放送 CRIオンライン)
・高橋恵子プロフィール(中国国際放送 CRIオンライン)
・CRIオンライン トップページ
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