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<船舶気象通報の廃止は9月30日(金)の昼12時>全国の「灯台放送」は、もう“今夜”と“明日の夜”の2回しか受信できない!

既報のとおり、海上保安庁は全国29か所の灯台から中波1670.5kHzで行われている「船舶気象通報局(灯台放送)」を2016年9月末をもって廃止する。気になるのは最終日となる9月30日(金)の“廃止時刻”だが、共同通信社の報道によると「30日正午に、特別なアナウンスはなく、淡々と放送を終える」という。つまり電離層反射で全国の灯台放送が受信できるのは、きょう28日(水)の夜と、あす29日(木)の夜、2回のみとなる。最後のチャンスにぜひ受信しよう。

 

千葉県銚子市の犬吠埼灯台。毎時23分10秒から24分50秒まで「いぬぼう」のコールサインで気象情報を送信(hamlife.jp 2014年7月撮影)

千葉県銚子市の犬吠埼灯台。毎時23分10秒から24分50秒まで「いぬぼう」のコールサインで船舶気象通報を送信(hamlife.jp 2014年7月撮影)

「いぬぼう」の送信に使われているワイヤーアンテナ。空中線電力は50W(hamlife.jp 2014年7月撮影)

「いぬぼう」の送信に使われているワイヤーアンテナ。空中線電力は50W(hamlife.jp 2014年7月撮影)

 

 共同通信社は9月28日(水)朝、加盟する全国の新聞社などに「海保“灯台放送”が終了へ、船に気象情報流し67年」と題したニュースを配信した。

 

 記事では1949年の開始以来67年間、船舶関係者や無線愛好者に「灯台放送」として親しまれてきた船舶気象通報が9月30日をもって終了することを伝え、開始当初はモールス信号での送信だったが、1954年に職員が音声でアナウンスをするようになり、現在はすべて自動化されていることや、「送信出力は50ワットで約180キロの範囲で届く程度(海保関係者)だが、アマチュア無線の設備を使って遠方の灯台放送を聞く愛好家もいたという」といったエピソードを紹介している。

 

 しかし現在は、インターネットで「海の安全情報(MICS)」として情報提供を開始し、スマートフォンなどでいつでも気象状況を確認できるようになり、海上保安庁が船舶関係者約14万人に行ったアンケートで「放送がないと困る」と答えた人は2%に過ぎなかったという状況を報じている。

 

 その上で、送信終了の時刻は「9月30日(金)の正午」と報じ、「特別なアナウンスはなく淡々と放送を終える予定」という。

 

 つまり、電離層反射で届く全国各地からの船舶気象通報が受信できるのは、今夜(28日)とあす(29日)夜の、残り2回しかチャンスがないことが判明した。夜間であれば中波ラジオやHF機の広帯域受信機能で、各灯台からの信号をキャッチ可能なので、最後のワッチをしてみてはいかがだろうか。受信には下記関連リンクにある「灯台放送マップ」を利用すると便利だ。

 

 

今夜と明日夜は1670.5kHzをワッチしよう

今夜とあす夜は1670.5kHzをワッチしよう

 

 

 

関連記事↓
<1670.5kHzの“灯台放送”さようなら…>海上保安庁、「船舶気象通報局」などの情報提供手段を終了へ
https://www.hamlife.jp/2016/07/13/kaiho-senpakukisyou-haishi/

 

 

 

●関連リンク:
・さよなら「灯台放送」67年間、船に気象情報(日本経済新聞=共同通信社配信)
・海保「灯台放送」が終了へ、船に気象情報流し67年(共同通信47NEWS)
・灯台放送マップ

 

 

 

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