アイコム株式会社は2016年8月の「ハムフェア2016」会場で、10kHz~3000MHzをカバーし、各種のデジタル通信にも対応した広帯域受信機「IC-R8600」を参考出品した。その後は順調に開発が進み、同年12月に開催されたアイコムの自社イベントで実動展示が行われた。2017年の早い時期に発売開始が確実視されている同モデルをhamlife.jpの撮り下ろし写真で詳しく紹介しよう。
アイコムは従来、広帯域受信機としてデスクトップタイプの「IC-R8500」を発売していたが、使用しているデバイスの供給などから生産を完了した。2016年8月に行われた「ハムフェア2016」の会場では、同機種の後継機種として10kHz~3000MHzをカバーし、各種デジタル通信を含む多彩な電波型式に対応、バンドの状況や信号をリアルタイムで視認できるリアルタイムスペクトラムスコープ&ウォーターフォールを搭載した「IC-R8600」が参考出品された。
同機種はその後も順調に開発が進み、“2017年の早い時期に実勢価格20万円台(=30万円を切る希望小売価格)で発売される”とも言われている。それを裏付けるように、2016年12月に大阪と東京で行われたアイコムの自社イベントでは、完成度が高く、実際の操作感や受信性能などが体感できる実動展示が相次いで行われた。その際に撮影した写真を紹介する。
★新世代プロスペックレシーバー IC-R8600の特徴
・10kHz~3GHzの広帯域を多彩なモードでカバー
・バンドの状況や信号をリアルタイムで視認できるリアルタイムスペクトラムスコープ&ウォーターフォール搭載
・デジタル波(D-STAR/国内DCR/NXDN/dPMR/APCO P25)の受信に対応
・PCでの操作および遠隔操作が可能
・タッチ操作に対応した4.3インチカラーTFT液晶を採用
・SDカードに受信/デコードログの保存が可能
・オプションで電源内蔵外部スピーカー SP-39ADを用意(AC100~240V → DC15V 2.0A)
・背面端子:10.7MHz OUT、REF I/O(基準信号)、I/Q出力、外部スピーカージャック、AF/IF出力、CI-Vリモート端子、USBポート、MUTE入力、LANポート、DC電源コネクター、DC INジャック、Sメーター出力ジャック、AUX、ANT3コネクター、アンテナ端子(M/N)、アース端子
・サイズ(hamlife.jpによる簡易実測):
IC-R8600 約220W×90H×230Dmm、SP-39AD 約100W×90H×230Dmm
<IC-R8600の写真:その1 外観と特徴編>
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