一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)は2017年3月31日、4月から開始されるeラーニング方式による第三級アマチュア無線技士(3アマ)養成課程の開講式典を東京・巣鴨の同協会本部で実施した。30名以上の関係者が見守る中、午前11時に3アマeラーニング養成課程システムをスタートさせるセレモニーが行われた。
既報のとおり、JARDは誰でも受講可能なeラーニング方式による3アマ養成課程(標準コース)を4月1日から毎月開講することになった。2月20日からは4~9月期の講座の受講者募集(4月期は定員50名、5月期以降は各期100名程度)が行われ、3月30日現在で4月期は22名(うち18歳以下2名、有資格者8名)、5月期は9名(うち有資格者6名)、6月期は1名(うち18歳以下1名)の申し込みがあったという。
3月31日、東京巣鴨のJARDハム教室には三木JARD会長と有坂顧問をはじめとする同協会の理事・監事や講師、JARD理事でもある髙尾JARL会長や玉眞JARL専務理事ら、山崎JAIA事務局長、システム開発会社の責任者など関係する30名以上が集合。午前11時に三木会長と4月期の養成課程を担当する講師と管理者がeラーニング養成課程システムのスタートボタンを押すセレモニーを行った。続いて三木会長の挨拶や3アマ養成課程に従事する講師への辞令交付、3アマeラーニング養成課程の受講手順説明などが行われた。
式典の中で三木JARD会長は「JARDはJAIA専門会員やJARL地域クラブに協力をいただきながら全国各地で養成課程講習会を開催してきた。しかし離島や人口の少ない地域や、代行機関の皆さんの高齢化もあって、開催が行き届かない地域も生じている。そこで2アマのeラーニングのノウハウを活かした、3アマのeラーニング標準コースを実施する運びとなった。JARDは今後、初心者交流サイトの“HAMtte”と、このeラーニングシステムを利用し、多くのアマチュア無線家の育成と活性化に貢献していきたい。青少年の育成にもさらに力を入れていく」と述べている。
なお、3アマ養成課程(eラーニング標準コース)の詳細については、下記関連リンクを参照のこと。
●関連リンク:
・3アマeラーニング講習会いよいよ登場(JARD)
・第三級アマチュア無線技士eラーニング標準コースが開講 (JARL Web)
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