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今年最後のお泊り交信イベント--ライセンスフリー無線、9月18日(土)21時から3日間、「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2021」)」開催

2021年9月18日(土)21時から20日(月・祝)15時までの3日間にわたり、“フリラー(ライセンスフリー無線愛好家)”たちが行うお泊り交信イベント「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2021」)が、開催される。特別な資格がなくても気軽に楽しめることから、近年仲間が増加している「ライセンスフリー無線」。コンディション次第でパイルアップになることも少なくない。時節柄、三密(密集、密接、密閉)を避け、最新の気象情報などを確認しながらロケーションの良い場所へ移動して思う存分交信を楽しもう。

 

 

 


今年最後となるお泊り交信イベント「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2021」)」。移動運用日和のこの季節だが、台風14号が日本列島に接近している。最新の気象情報などを確認して無理のない運用を心がけよう

 

 

 

 ライセンスフリー無線愛好家、“フリラー”たちが楽しみにしている一斉交信イベント、「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2021」)」が9月19日(土)21時から21日(月・祝)15時まで、予備日を含めて42時間にわたり開催される。

 

 

 

●「秋の一斉オンエアディ(通称「秋オン2021」)」実施要綱

 

 

■開催日時:
2021年9月18日(土)21:00~9月20日(月・祝)15:00
※9月20日(月・祝)は予備日に設定

 

■運用するバンド:
・合法CB無線(市民ラジオ)
・特定小電力無線
・デジタル小電力コミュニティ無線
・デジタル簡易無線登録局

 

■集中呼び出しタイム:
・市民ラジオは開催時間(09:00~15:00)中の毎時30分
・特定小電力無線は開催時間(09:00~15:00)中の毎時00分

※DX(遠距離)呼び出しタイム>早朝03:30~07:30の毎時30分

 

 

 

 毎年、7月最終日曜日の前日土曜日21時から開催される夏の「Summer Vacation」とともに、敬老の日の近くで実施される「秋オン」。Eスポシーズンも一段落し、グランドウェーブによる交信がメインとなるが、見通し距離や山岳解析で、いかに遠くの局と交信が楽しめるかがポイントだ。

 

 以前までは2日間の開催だったが、シルバーウィーク導入もあり、トライアル的に3日間の運用を経て、現在のような3日間開催となった。

 

 この季節、コンディション的にはグランドウェーブが中心となるものの、短時間だがスキャッターやEスポが突発的に発生し遠距離交信ができる。合法CB無線(市民ラジオ)、特定小電力無線ともに「集中呼び出しタイム」が設けられているので、チャレンジしてみよう。

 

 それぞれライセンスフリー無線では、メインに使われるチャンネルが通例として決まっている。最高出力が500mWの「市民ラジオ」はこの時季はグランドウェーブによる交信がメインとならざるを得ないだろう。ここ最近の使用頻度が高いチャンネルは8ch(27.144MHz)/3ch(27.040MHz)/6ch(27.112MHz)の順となる。まれにEスポが出ることもあるので期待したい。

 

 一方、「特定小電力無線」は周波数的にグランドウェーブによる交信が中心となる。使用頻度が高いのは422.225MHz(アルインコ表記で「L3」、アイコムなどの表記では「14ch」)。また351MHz帯の「デジタル簡易無線(登録局)」の場合は、呼び出しチャンネル15chを受信し、交信チャンネルを指定し移動して交信を楽しという流れ。

 

 2019年から新たに加わった、142/146MHz帯を使用する「デジタル小電力コミュニティ無線」も注目のライセンスフリー無線ジャンルの1つだ。呼び出しチャンネル(18ch)でCQを出して、ほかの空いているチャンネルに移動して交信を行う。

 

 特定小電力無線機(10mW機)の50倍の送信出力500mWで、技術基準適合証明(工事設計認証)に登録されている利得の高いアンテナに交換すれば、遠距離交信を狙うことも期待できる。また、送信のたびにGPS位置情報を相手局に送るので、どれくらい離れた場所から電波が届いているか容易に把握することができるのも特長の1つだ。

 

 ここで注意したいのが、GPS機能を標準装備しているデジタル小電力コミュニティ無線。規格上、GPSデータの送信を止めることができないため、自宅から運用すると、その場所が判明してしまうことになる。その点も十分理解して楽しもう。

 

 なお、フリラー有志により「移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけ」が行われている。「荒天時の対応について」など、詳しくは下記の関連リンクから「2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて」にアクセスして確認してほしい。

 

 


全国各地のフリラーたちがアクティブにオンエアーする一斉交信イベントは、合法CB無線にデジタル簡易無線、特定小電力無線、さらにデジタル小電力コミュニティ無線など、普段静かなバンドが賑わう。そして遠距離通信が期待できるチャンスなのだ

 

 

 

 

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●関連リンク:
・市民ラジオ(ウィキペディア)
・特定小電力無線(ウィキペディア)
・簡易無線/デジタル簡易無線(ウィキペディア)
・デジタル小電力コミュニティ無線(ウィキペディア)
・ライセンスフリーラジオ(ウィキペディア)
・2000年以降の移動運用イベントに関するガイドラインの呼びかけについて(CITIZENet )

 

 

 

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