hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > JARD > 【ハムフェア2023】<初日は昨年より6千人増の3万1千人が来場!>主要セレモニーと各社の新製品をリポート


【ハムフェア2023】<初日は昨年より6千人増の3万1千人が来場!>主要セレモニーと各社の新製品をリポート

日本のアマチュア無線界最大の祭典「ハムフェア2023(アマチュア無線フェスティバル)」が東京都江東区有明の東京ビッグサイト南展示棟3・4ホールで始まった。初日の8月19日(土)は昨年の「ハムフェア2022」初日よりも6,000名多い31,000名が来場したとの主催者発表があった。コロナ禍による休止前の「ハムフェア2019」は初日来場者数が30,000名だったので、それを上回る盛況ぶりだ。ここでは初日の会場内の模様、初お披露目の新製品・参考出品を現地から速報リポートする。なお会場内の各クラブブースの模様は今後別記事で詳しく紹介する予定だ。

 

混雑する「ハムフェア2023」の会場

開幕セレモニーのテープカット風景

 

 今年で45回目を迎えるアマチュア無線フェスティバル「ハムフェア2023」が、東京ビッグサイト(東京国際展示場)南展示場4階 3・4ホールで開幕した。初日の8月19日は開場に先立ち、9時45分から正面ゲートで開幕セレモニーが行われ、今年6月にJARL会長に就任した森田耕司氏(JA5SUD)の挨拶と来賓の紹介、テープカットが行われた。

 

9時45分から行われた開幕セレモニーの模様

海外からの来賓も多数出席

挨拶するJARL新会長の森田耕司氏(JA5SUD)

JARL広報大使のお二人(左:シンガーソングライターのJH1CBX Masaco、右:演歌歌手のJI1BTL 水田かおり)も開幕セレモニーに参加

特別記念局 8J1HAMから記念交信を行う森田JARL会長

来賓と関係者で記念撮影

 

 主催者発表による初日の入場者数は31,000人。昨年コロナ禍の中で行われた「ハムフェア2022」は初日25,000人、その前の「ハムフェア2019」は初日30,000人だったので、コロナ禍前を上回る初日の入場者があったことになる。
 以下、会場内で撮影した主要セレモニーと各コーナー、メーカーブースの模様などを紹介していく。各クラブブースの模様は今後別記事で詳しく紹介する。

 

混雑するハムフェア2023の会場。初日は「ハムフェア2022」よりも6,000名多い31,000名が来場。ブースや通路の混雑度が増していた

メーカー展示も賑わいを見せる

JAIAコーナーの各社ブース

販売店の参加見合わせが目立つ中、岐阜県のCQオームは昨年よりもコマ数を増やして参加

アイコムの参考出品、IC-905に対応した24GHz帯トランスバーター(IFは5.6GHz帯)とパラボラアンテナはSHF帯ファンの注目を集めた

24GHz帯トランスバーターを開発するためにアイコムが自社開発したSHF帯キャビティ型バンドパスフィルタ。24GHz帯は2種類(3ポールと5ポール)、10GHz帯は1種類(5ポール)を展示。メイドインジャパンの物作りが、自社製空洞共振器フィルタの実現に繋がったという

24GHz帯キャビティBPF(3ポール)の実測データ

24GHz帯キャビティBPF(5ポール)の実測データ

アイコムのサプライズ参考出品。76~500MHzの広帯域受信機、IC-R15。AM/FMで2波同時受信が可能という。本体サイズ(突起物除く)はhamlife.jpの簡易実測で58W×117H×28Dmm。詳細は別記事参照

JVCケンウッドは144/430MHz帯ハンディ機、TH-D75を参考出品。D-STARの2波同時受信が可能で、PCやスマホ経由でリフレクターへの接続もできる。発売時期と価格は未定だが「前モデルのTH-D74(税込みメーカー希望小売価格:80,080円)よりも多少高くなるかもしれない」ということだった

 

JVCケンウッドのブースで流れていた、TH-D75の説明動画がYouTubeの「RIO CHANNEL – 波澄りお」で20日夕方に公開された

 

【ケンウッド】ハンディアマチュア無線機 TH-D75の紹介【ハムフェア2023】
「RIO CHANNEL – 波澄りお」
https://www.youtube.com/watch?v=qEDqwgkKeX4

 

 

JVCケンウッドが3台限定で発売する「TS-990 TRIOモデル」を展示。8月8日から9月10日まで購入希望者を受け付けているが、初日から想定を超える購入申し込みが届いたという

TS-990 TRIOモデルのフロントパネルには懐かしい「TRIO」の銘板が光る

アツデンの参考出品、1.8~50MHz帯アンテナチューナー「AZT-1000」と144MHz帯500Wリニアアンプ「AZR-5002」。詳細は別記事参照

八重洲無線は今年も風通しの良いブースを構築し、同社製品をじっくり試すことができるようになっていた。初お披露目の新製品や参考出品はなかったが、FT-710 AESS、FTDX10、FTM-500Dなどに人気が集まった

アルインコのブースはJAIAコーナー内に設置。参考出品された増波対応のデジタル簡易無線登録局、DR-DPM62Wについては別記事参照

特別記念局「8J1HAM」の“青少年・女性ハム運用タイム”の模様

8J1HAMでは初の試みとして「無資格者の体験運用タイム」が設けられた。写真は430MHz帯で交信する小学校2年生の女の子

8J1HAMのQSLカード

イベントコーナーではトークショーや講演、演奏が行われた。写真は「新会長+若者とアマチュア無線の新時代を語る」の風景

JARDブースではFMぱるるんが「OMのラウンドQSO」を公開収録。ゲストはJARD三木会長と夏賀専務理事

「OMのラウンドQSO」の公開収録に合わせて、今年4月17日にサイレントキーになった番組メンバーのJA1JRK 谷田部氏を偲んで写真と自作リグを展示

JARDも養成課程講習会(親子ハム教室)の受講者を対象にした無資格者の体験運用を会議棟8階で行った

親子ハム教室によるハムフェア体験ツアーも行われた

JARDの親子ハム教室参加者と、JARL(当日受付)による混成メンバーで行った「アンテナ&特別記念局見学ツアー」

Facebook内のグループ「HAM RADIO JPN」参加者が集合、メインゲート前で記念写真

 

 

こちらの記事も参考に↓
【ハムフェア2023】<動画リポート第1弾>2日間で43,000人が来場! 開幕セレモニーと各社の新製品・参考出品

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・ハムフェア2023インフォメーション(JARL)
・ハムフェア2023盛大に開催される(JARL Web)

 

 

 

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)