今回もハムフェア会場から多くの記念局や体験局、そして社団局が運用していた。ハムフェア2023 JARL特別記念局「8J1HAM」は、無線従事者免許証を持参したJARL(一般社団法人 日本アマチュア無線連盟)会員であれば普段味わうことができないパイルアップを体験できることから人気が高く、今回も朝早くからオペレート希望者が申し込みの列を作る盛況ぶり。今年は10/18/24MHz帯の運用がなくなったこともあって、用意した時間枠があっという間に埋まった。一方、出展者が関係する「8J」「8N」で始まるコールサインの記念局など、ハムフェア中にhamlife.jpが確認できた運用の様子を2回に分けて紹介する。ますは「8J1HAM」を含めて10局分からだ。
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●ハムフェア2023 JARL特別記念局「8J1HAM」
事前に「例年、特別記念局の運用周波数はWARCバンド(10・18・24MHz帯)を設けておりましたが、他のバンドからの混信等で運用が出来ないことが運用者の方からお寄せいただいていたため、今年から扱わないことにいたしましたのでご了承ください」と案内があり、今までと違ってオペレートできる周波数も限られた。
やはり人気は7MHz帯と430MHz帯でオペレート枠は瞬殺で埋まってしまった。それに比べて青少年・女性ハム運用枠は多少余裕があったようだ。

昨年までと違ってQSLカードはオペレーターが手書きで記入するのではなく、スタッフがパソコンに入力して印字する形になっていた。バンドやモードが違っても1枚のQSLカードに複数のデータを記載するためだろう
<出展者が関係する「8J」「8N」で始まるコールサインの記念局>
※各局のコールサインに続く “ /1 ”の表記は原則として省略します。
●第31回 全日本ARDF競技大会記念局「8J7ARDF」
「ARDF(電波で遊ぶ 宝探し)」のブースで運用を行っていた。
●逗子・葉山アマチュア無線クラブ交信体験局「8J1YAC」
メンバーがアマチュア無線の資格を持たない来場者向けに開設。
●千葉県誕生150周年記念局「8J150CB」
ぱたぱたハムクラブ(JE4YLV)のブースで行っていた。
●静岡大学工学部浜松RAIN房アマチュア無線クラブ体験局「8N2YAB」
会場通路の海が見える見晴らしのよいロケーションで、超レアな50MHz帯のAMモードでオンエアーしていたが、相手局がいたかは不明だ。
●Japan Ladies Radio Society(JLRS)「JA1YWM」
アマチュア無線技士の資格を有する女性ハムが集まって1957年に設立されたJapan Ladies Radio Society(JLRS)。多くのメンバーがブースを訪れていた。今年はハムフェア期間中に多数の新入会員を獲得したという。
●南極OB会アマチュア無線クラブ「JS1YHB」
限定的な運用となってしまったようだが、ブースで記念QSLカードを発行!
●JARL QRP CLUB「JQ1ZYG」
8月17日(木)0時から20日(日)23時59分まで「第5回 FT-817(ND)、FT-818ユーザーQSOパーティ」が開催されていて、ハムフェア会場内で「JQ1ZYG/1」と交信するとボーナスポイントの50ポイントとなるサービス運用を行っていた。
●ラジオライフ無線クラブ「JJ1YQF」
月刊「ラジオライフ」誌で連載「JJ1YQF女子部 早坂香澄の無線伝心」を担当している“アキバで働くお姉さん”こと、早坂香澄がオペレーターを担った。
●日本ボーイスカウトアマチュア無線クラブ「JA1YSS」
会場を訪れたメンバーがハンディ機で運用していた。
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【ハムフェア2023】<会場リポート:記念局etc.運用その2>「8J150TGU」「8J7WICHI」「8J3YBS」「8N3TK」「8N1789FM」ほか社団局いろいろ
●関連リンク:
・ハムフェア2023インフォメーション(JARL)
・ハムフェア2023盛大に開催される(JARL Web)
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