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<機種名に「PLUS」が付いた!>アイコム、97チャンネル増波対応の351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)6シリーズ13機種を一挙発表

アイコム株式会社は、2023年6月1日の電波法令改正で認められた35chから97chへの増波に対応した(上空用15波は受信のみの機種あり)、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の無線機、6シリーズ全13機種を一挙に発表した。いずれも従来から発売している製品をベースにチャンネル増を図ったもので、機種名の末尾に「PLUS」が付いているのが特徴だ。メーカー希望小売価格は増波対応前の旧モデルと同額になっている(オープン価格の製品を除く)。

 

 

アイコムの公式サイトより

 

 

 アイコムは今年9月8日、351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)の増波に対応した製品を、今後順次販売することを公式サイトで表明していたが、このほど増波対応製品として6シリーズ13機種を公式サイトで一挙に発表した。

 

発表された増波対応の351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)6シリーズ。いずれも機種名の末尾に「PLUS」が付いている

 

 同社は「総務省よりデジタル簡易無線機(DCR)の増波が発表され、登録局は35chから97ch<陸上30波(3R)+上空5波(3S)+増波分 陸上52波(3T)+上空10波(3U)>に増波されることになりました。これに伴い、当製品の仕様を変更し増波に対応。チャンネル不足による混信から解放され、より快適な運用が可能になります」と説明している。

 

 発表された増波対応製品は下記のとおり。同社は販路の違いなどから351MHz帯のデジタル簡易無線機(登録局)を「デジタル簡易無線機パッケージモデル」と「デジタル簡易無線機」の2ジャンルに分けているが、パッケージモデルであればアイコム製品を取り扱っている無線ショップで一般購入可能と思われる。

 

 なお、価格はすべてメーカー希望小売価格(税込)で表記している。オープン価格ではない「IC-DPR4 PLUSシリーズ」「IC-DPR7SPLUS / IC-DPR7SBTPLUS」「IC-DPR100 PLUS」は、増波対応前の旧モデル(PLUSではないモデル)と同額の希望小売価格になっている。

 

 

<デジタル簡易無線機パッケージモデル 増波バージョン>

 

★携帯型デジタルトランシーバー「IC-DPR4 PLUSシリーズ」
・Bluetooth機能対応「IC-DPR4 PLUS」(41,580円)
・Bluetooth機能対応・卓上充電台付き「IC-DPR4C PLUS」(43,780円)
・「IC-DPR4 LITE PLUS」(40,480円)
・卓上充電台付き「IC-DPR4C LITE PLUS」(42,680円)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-DPR4_PLUS/

 

 

 

★携帯型デジタルトランシーバー「IC-DPR7SPLUS / IC-DPR7SBTPLUS」
・「IC-DPR7S PLUS」(63,580円)
・Bluetooth対応、バイブレーション機能装備「IC-DPR7SBT PLUS」(65,780円)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-DPR7S_PLUS/

 

 

 

★車載型デジタルトランシーバー
・「IC-DPR100 PLUS」(76,780円)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-DPR100_PLUS/

 

 

 

<デジタル簡易無線機 増波バージョン>

 

★携帯型デジタル簡易無線機「IC-D70 PLUSシリーズ」
・GPS機能対応「IC-D70 PLUS」(オープン価格)
・GPS・Bluetooth機能対応「IC-D70BT PLUS」(オープン価格)
・「IC-D70LITE PLUS」(オープン価格)
・「IC-D70SBT PLUS」(オープン価格)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-D70_PLUS/

 

 

 

★車載型デジタル簡易無線機
・「IC-D6005N PLUS」(オープン価格)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-D6005N_PLUS/

 

 

 

★車載型デジタル簡易無線機
・「IC-D6005 PLUS」(オープン価格)
 https://www.icom.co.jp/lineup/products/IC-D6005PLUS/

 

 

 

 いずれの機種も、製品情報ページの「仕様」欄で、送受信周波数範囲やチャンネル数を見ると、増波に対応したモデルであることが確認できる。

 

 なお同社は、公式サイト上に「デジタル簡易無線局の登録申請について」コーナーを設け、“PLUSシリーズ”の各機種で無線局の登録・再登録、包括登録・再登録を行う場合の申請書や記入例も公開している。

 

各モデルの仕様欄を見ると、増波対応であることが表記されている。これはアンテナ一体型で上空用チャンネル15波の送受信も可能なIC-DPR4 PLUSのもの

 

 

 また、各機種のPDF版カタログもダウンロード可能になった。詳細は下記関連リンク参照のこと。

 

 

 

デジ簡の増波と各社の対応は、この記事↓も参考に
(2023年7月8日掲載↓)
<メーカーも対応機を準備中?>351MHz帯のデジタル簡易無線(登録局)、6月1日の法改正で一挙に62波も増加し「全97チャンネル」に

 

(2023年8月19日掲載↓)
【ハムフェア2023】<デジ簡と無線アプリに対応>アルインコ、82ch実装の351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)「DR-DPM62W」を開発発表

 

 

(2023年9月8日掲載↓)
<製品の仕様を変更>アイコム、351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)の「増波に対応した製品を順次販売」と表明

 

 

(2023年10月11日掲載↓)
<機種名に「E」がついた! 標準価格は据え置き>アルインコ、82ch増波対応の351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)5機種9モデルを発表

 

 

(2023年10月17日掲載↓)
<携帯型は上空用15chの受信にも対応>JVCケンウッド、“増波” に対応した351MHz帯デジタル簡易無線機(登録局)「TPZ-D563BTE」「TPZ-D563E」「TMZ-D504E」を新発売

 

 

(2023年10月18日掲載↓)
<製品名は変えず「新制度適合機」として登場>八重洲無線、 “増波” に対応した351MHz帯デジタル簡易無線(登録局)4機種を新発売

 

 

 

●関連リンク:
・デジタル簡易無線機パッケージモデル 増波バージョン(アイコム)
・IC-DPR4 PLUS カタログダウンロード
・IC-DPR7S PLUS / IC-DPR7SBT PLUS カタログダウンロード
・IC-DPR100 PLUS カタログダウンロード 
・デジタル簡易無線機 増波バージョン(アイコム)
・IC-D70 PLUS カタログダウンロード
・IC-D6005N PLUS カタログダウンロード
・IC-D6005 PLUS カタログダウンロード 
・デジタル簡易無線機の増波に対応(アイコム プレスリリース 2023年9月8日)
・デジタル簡易無線局の登録申請について(アイコム)

 

 

 

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