2001年4月からアマチュア局の保証業務を行ってきたTSS株式会社 保証事業部(東京都千代田区神田神保町)が、2024年3月31日をもって同業務を終了することをホームページ上で発表した。
アマチュア局の保証業務、いわゆる「保証認定」は1959(昭和34)年12月から1992(平成4)年3月まで、JARL(当時の社団法人日本アマチュア無線連盟)が実施してきた(当初は空中線電力10W以下の局のみ。1983年7月から100Wまでに拡大)。
その後はJARD(当時の財団法人日本アマチュア無線振興協会)が1992年4月から2001(平成13年)年3月まで実施。TSS株式会社はJARDから移管する形で2001年4月から同業務に参入した。なお2014(平成26)年11月からはJARDも同業務に再参入している。
12月8日に発表されたTSS株式会社の告知は次のとおり。
アマチュア局保証業務終了のお知らせ
平成13年から総務大臣公示により、保証業務の実施者としてアマチュア局の開局・変更申請の保証業務を行って参りましたが、令和6年(2024年)3月31日をもちまして、当該業務を終了させていただくことに致しました。
関係各位の皆様のご支援ご厚情に深く御礼申し上げます。
TSS株式会社
12月8日13時現在、TSS保証事業部のホームページに「保証申し込みの最終受付期限」などの案内は記載されていない。なお、同社の撤退により2024年4月以降、アマチュア局の保証業務はJARDのみが行うことになる見込みだ。詳細は下記関連リンク参照のこと。
こちらの記事も参考に(2023年12月2日掲載)
<JARDが「アマチュア局保証業務」の料金改定を発表>「基本保証料」は2024年2月、「スプリアス確認保証料」は同4月から値上げ
●関連リンク:
・アマチュア局保証業務終了のお知らせ(TSS保証事業部)
・TSS保証事業部
●いったん広告です: