既報(2023年10月21日記事)のとおり、今年(2024年)8月24日(土)と25日(日)の2日間にわたり開催される「ハムフェア2024(アマチュア無線フェスティバル)」は、過去21回にわたって使用してきた「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」を離れ、東京都江東区の「有明GYM-EX(ありあけジメックス)」が会場になる。このほど、その施設内部を見学(下見)できたので紹介しよう。
このほど「ハムフェア(アマチュア無線フェスティバル)」を主催する一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)が、メーカーなど一部関係者と共に「有明GYM-EX」の下見を行った。hamlife.jpも加わることができたので、現地へのアクセスや会場内の配置などを紹介しよう。
◆会場へのアクセス
「有明GYM-EX」の住所は東京都江東区有明1-10-1。最寄り駅は新交通システム「ゆりかもめ」の「有明テニスの森」駅から徒歩5分となっている。
高架上にある「有明テニスの森」駅の改札を出て、階段を降り「2A」出口から地上に出ると、左側のフェンス奥に「有明GYM-EX」の建物が見える。フェンスに取り付けられた案内看板に従って左へ進み、次の交差点を右折。あとは一直線で「有明GYM-EX」の入口に到着する。2A出口からは約5分の道のりだ。
●タイムラプス動画「有明テニスの森」駅から「有明GYM-EX」会場内まで
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。
●「有明GYM-EX」展示ホール内の様子
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
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自動車の場合は、首都高速10号晴海線の「豊洲」出口、または首都高速湾岸線の「有明」出口が最寄りとなる。会場に隣接した敷地に臨時有料駐車場があるが320台分と少なく、その一部は出展者・関係者用に振り分けられる可能性もある。徒歩約10分の大規模商業施設「有明ガーデン」にある有料駐車場(1,800台)の利用が無難かもしれない。
◆有明GYM-EXの内部
この「有明GYM-EX」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック」で、体操、新体操、トランポリン、ボッチャの会場として使用した競技場(有明体操場)を東京都が改修、都内中小企業振興のために整備した展示場で2023年5月にオープンした。東京ビッグサイトと同じ、都の外郭団体が運営している。
名称は「地名(有明)」と「体操競技場であった経緯(体操を示すGymnastics)」と「展示場であること(展示会を示すExhibition)」を表現した造語という。
屋根などに木材をふんだんに使った建物だが、内部に展示ホールは1つしかない。ホール部分の床面積は約9,401平方メートル(約79×119m)。最近のハムフェアで使用してきた「東京ビッグサイト 南展示棟3・4ホール」よりも約9%狭いが、内部を見た感じは狭さは感じなかった。
なお「有明GYM-EX」は構造上、屋上などにアンテナタワーの建設ができない。さらに屋外からケーブル類を引き込みことも難しいようだ。恒例となっている特別記念局の運用や、各メーカーブースで無線機の実動展示を行うためのアンテナをどうするか、今後の検討課題になりそうだ。
展示ホール内に男女トイレは1か所ずつ(ホール外のロビーを含めて男女計4か所)、喫煙所はロビー左右に2か所(ハムフェアで使用するかは未定)。飲物の自動販売機はロビーに3か所あるが、売店やコンビニ、カフェ、レストランなどは設けられていない。
●有明GYM-EXご案内 5分(YouTubeチャンネル「東京ビッグサイト(Tokyo Big Sight)」)
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◆会場周辺の飲食施設とホテルについて
買い物や飲食には建物外に出る必要があるが、「有明GYM-EX」から最も近いコンビニまでは徒歩約8分。飲食施設は徒歩約10分の「有明ガーデン」内が最も近い。
「有明テニスの森」駅周辺には、最近開業したホテルが2軒ある。また「ゆりかもめ」で1駅の豊洲市場にも2月にホテルが1軒開業した。しかし、いずれも価格設定はやや高めのようだ。従来のハムフェア同様、「東京ビッグサイト」駅や「国際展示場」駅周辺のホテルを利用し、会場まで「ゆりかもめ」で移動することを考えた方が良いかもしれない。コロナ禍もやや落ち着きインバウンド需要が増しているので、地方から参加予定の方には早めのホテル探しをお勧めする。
●関連リンク:
・ハムフェア2024開催要項(JARL Web)
・有明GYM-EX
・有明ガーデン
・新交通システムゆりかもめ
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