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<新会場はどんな施設?>来年の「ハムフェア2024」は8月24~25日に「有明GYM-EX」(東京都江東区)で開催決定

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は2023年10月20日、会員向けのメールマガジンで、来年開催の「ハムフェア2024」は2024年8月24日(土)と25日(日)の2日間、東京都江東区の「有明GYM-EX(ありあけジメックス)」で開催する予定と発表した。過去21回にわたって使用してきた「東京ビッグサイト(東京国際展示場)」を離れ、新会場に移ることが決まった。

 

 

「ハムフェア2024」の会場となる東京都江東区の「有明GYM-EX」

 

 

 10月20日に配信された「JARLメールマガジン」第426号には次のように案内されている。

 


 

★アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2024)の開催について

 

 来年のハムフェアは「有明GYM-EX(ジメックス)」を会場として、令和6年8月24日(土)・25日(日)の2日間の開催を予定しています。

 

▽「有明GYM-EX」のご案内
https://www.bigsight.jp/organizer/buildings/gym-ex/

 

 ハムフェアの最新情報につきましては、詳細が決まり次第、JARL Webやメールマガジン等でご案内します。

 

 


 

 新会場の「有明GYM-EX」は、「東京2020オリンピック・パラリンピック」で、体操、新体操、トランポリン、ボッチャの会場として使用した競技場(有明体操場)を東京都が改修、都内中小企業振興のために整備した展示場で2023年5月にオープンしたばかり。東京ビッグサイトと同じ、都の外郭団体が運営している。
 名称は「地名(有明)」と「体操競技場であった経緯(体操を示すGymnastics)」と「展示場であること(展示会を示すExhibition)」を表現した造語という。

 

有明GYM-EXの外観。一部は木造になっている

 

 住所は東京都江東区有明1-10-1。「東京ビッグサイト 南展示棟」から北に約1.7kmの位置で、最寄り駅は新交通システムゆりかもめ「有明テニスの森」駅(東京ビッグサイト駅から2駅)徒歩5分となっている。

 

新会場の「有明GYM-EX」は、「東京ビッグサイト 南展示棟」から北に約1.7kmの位置。新交通システムゆりかもめ「有明テニスの森」駅から徒歩5分

 

◆「有明GYM-EX」と「東京ビッグサイト(南展示棟 3・4ホール)」比較

 

「ハムフェア2019」以降の会場として使われてきた「東京ビッグサイト 南展示棟3・4ホール」と、新たなハムフェア会場となる「有明GYM-EX」を比較してみよう。

 

 展示場の面積は「東京ビッグサイト 南展示棟3・4ホール」が約10,368平方メートル(約72×144m)なのに対し、「有明GYM-EX」は約9,401平方メートル(約79×119m)。有明GYM-EXのほうが9%ほど狭くなっているが、利用者はさほど差異を感じないかもしれない。

 

有明GYM-EXの展示場内部。天井高は約20m、床面積は約9,401平方メートル(約79×119m)で「東京ビッグサイト 南展示棟 3・4ホール」よりも9%ほど狭い

 

 会場自体の利用料(準備を含む3日間で計算、税込み)は、「東京ビッグサイト 南展示棟3・4ホール」が1,254万円なのに対し、「有明GYM-EX」は同636.9万円と、ほぼ半額になっている(付加料金、電気・空調料金などは除外した単純計算)。

 

 一方で「有明GYM-EX」は一般来場者向けの駐車場が最大320台と少ないこと、会場内にレストランやカフェといった飲食施設やコンビニはなく、2ブロック(徒歩約10分)離れた大型ショッピングモール(有明ガーデン)のレストランを利用することになる…といった難点があるようだ。また初日夕方恒例の「アイボールパーティー」が開催できるような宴会場も設けられていない。さらに建物の構造上、特別記念局のアンテナを屋上(屋根上)に設置することは難しいかもしれない。

 

有明GYM-EXの施設概要図より

 

 会場の近くには「東京2020オリンピック・パラリンピック」に合わせて開業したホテルが数軒あるが、どれも高めの価格設定のようだ。新交通システムゆりかもめで移動することにして、東京ビッグサイト駅や豊洲駅周辺などのホテルを探した方が良いかもしれない。コロナ禍もやや落ち着き、インバウンド需要が増しているので、地方から参加予定の方には早めのホテル探しをお勧めしておきたい。

 

 46年間の「ハムフェア」の歴史において、21回にわたり使用(1996~1998年、および2002~2023年 ※2020~21年はコロナ禍で中止)してきた「東京ビッグサイト」をついに離れることになったが、これも新体制になったJARLの財政削減の取り組みと言えるだろう。新たな会場で開かれる「ハムフェア2024」が、かつてない盛り上がりを見せることに期待したい。

 

 

 

●関連リンク:
・ハムフェア2023開催レポート(JARL Web)
・有明GYM-EX

 

 

 

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