hamlife.jp(ハムライフ・ドット・ジェーピー)

注目キーワード:

hamlife.jp > ニュース > JARL > <65次隊アマチュア無線係による運用情報届く>南極昭和基地「8J1RL」、「こどもの日特別運用」に向けてブリザードで破損した八木アンテナを復旧作業中


<65次隊アマチュア無線係による運用情報届く>南極昭和基地「8J1RL」、「こどもの日特別運用」に向けてブリザードで破損した八木アンテナを復旧作業中

昨年(2023年)12月20日に昭和基地に到着した第65次南極地域観測隊のアマチュア無線係による、南極昭和基地のJARL局「8J1RL」の運用が2024年2月1日から始まった。現地からのリポートがJARL Web「南極基地 8J1RL」に掲載され、「活動開始といいましても、この時期は定常業務の立上げ時期でまだまだ忙しく、余暇の時間がほぼ取れない状態です。5月の『こどもの日特別運用』に向けてなんとか活動頻度を上げていきたいと考えております」と紹介している。しかし、3月24日に行った点検で八木アンテナの破損が見つかり、「こどもの日特別運用」に向けて復旧作業を行っていることを急きょ伝えた。

 

 

(JARL Web「南極基地 8J1RL」から)

 

 

 JARL Webは、南極・昭和基地に現在赴任している(2023年11月24日に東京・羽田空港を出発し、12月20日に昭和基地に到着)第65次南極地域観測隊のアマチュア無線係からの現地レポートを「南極・昭和基地『8J1RL』の運用を開始しました〔第65次南極地域観測隊〕」というタイトルで紹介している。

 

 また、過去に3回(第53次、55次、58次)越冬隊として参加した経験のある吉川康文氏(JG2MLI)のブログも久しぶりに更新され、65次隊から運用情報が届いたとして「2024年3月~概ね11月(業務都合により延長若しくは縮小の可能性あり)」「21MHz帯のFT8をメインに運用(時々ほかのバンドも…)」「アンテナはJA向け固定(ローテータはブリザードで破壊されるため使用せずマストクランプのみ)」と伝えている。

 

 8J1RLのシャックは「電離層棟」にあって暖房が効かず、長時間いられないためにデジタルモードを中心に運用を行うそうだ。

 

 その一方で、3月下旬に「8J1RLのアンテナ故障」というアクシデントが発生した模様で、ブリザードで破損した八木アンテナの画像とともに、その様子をJARL Web「南極基地 8J1RL」で報告している。

 

「令和6年3月24日の午後に、ブリザード後の点検をおこなっていたところ、現在メインで使用している八木アンテナの破損(写真もご覧ください)を 確認しました。おそらくですが、23日まで続いていたブリザードの影響で破損したものと思われます。『こどもの日特別運用』に向けてアンテナの復旧を優先したいため、しばらくの間、8J1RLの運用を休止させていただきますので、ご了承ください。進展がありましたら改めてご報告いたします」としている。

 

 

(JARL Web「南極基地 8J1RL」から)

 

 

 なお「~ご理解のほどお願いいたします~」として、以下の案内&協力を行っている。

 

・QSLカード、SWLへの受信確認証は、帰国後、QSLビューロー経由でお届けさせていただきます。

 

・余暇の時間で活動しますので開局している時間に限りがあります。ご了承ください。

 

・多くの局と交信したいため、1度交信成立した方におかれましては、2度目以降は呼出しを極力控えていただければありがたいです。

 

 

 

●関連リンク:
・南極 8J1RL(JARL Web)
・65次隊運用インフォメーション(こちらは8J1RL南極昭和基地です)

 

 

 

●いったん広告です:

レビュー評価高い Amazonベーシック アルカリ乾電池 単3形20個パック

充電式ニッケル水素電池 単3形8個セット (最小容量1900mAh、約1000回使用可能)