2024年8月24日(土)と25日(日)の2日間、新会場となる東京都江東区有明の「有明GYM-EX」展示ホールで開催される「第46回アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア2024)」。その開催まで残り46日となった7月10日(水)、国立オリンピック青少年総合センター(東京都渋谷区)において、出展者説明会とクラブブースの小間割り抽選会がに行われた。今年の出展団体数は昨年よりも15増えて「185(クラブ:159団体、ビジネス:15団体、後援・協賛:4団体、日本アマチュア無線機器工業会:7団体)」となっている(7月10日時点)。会場には非常災害関連ブースが設け、陸上自衛隊の通信部隊車両の展示を計画しているほか、ハムフェア特別記念局「8J1HAM」は、会場内にクランクアップタワーなどを設置するスペースが確保できないことから、HF帯はインターネットを使って他の場所から電波を発射する遠隔操作(リモート)で行う予定であることが新たに判明した(50MHz帯以上は会場にアンテナを建ててオンエアーを予定)。
説明会の冒頭、森田耕司JARL会長(JA5SUD)と、アマチュア無線フェスティバル実行委員会の澤田倉吉委員長(JG1DKJ)が挨拶に立ち、澤田委員長は「ハムフェアでいろいろな体験ができる機会を提供できればと思っております。今回、ハムフェア2024の詳細を掲載した特別ページ(ドメインは「hamfair.jp」)の準備を進めております。その中に、会場の様子などを記憶に留めていただくために“フリーギャラリー”という投稿ページを作りました。特別ページに掲載したQRコードでアクセスすると、スマートフォンで見ることをできます。多くの方に利用していただき思い出を残していただければと思います。また、アンケートなども実施させていただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶があった。

冒頭挨拶した森田JARL会長(左)とアマチュア無線フェスティバル実行委員会の澤田委員長
説明会には130名以上が出席。出展者向けの出展者証、搬入出許可証などが配布されたほか、ブース設置や電気設備、運営・警備などについて説明が行われ、休憩をはさみ、クラブ出展者向けの出展ブースの小間割り抽選会を実施。抽選順にクラブ代表者が希望するブース番号を伝えていくという方式で進められていった。

説明会に出席したクラブ出展者が抽選箱から番号札を引いて、そこに書かれた番号順に希望する小間を事務局へ伝えていく方式で小間割りが決まっていく
新会場の「有明GYM-EX」展示ホールで開催される今年の「ハムフェア2024」は、新たな取り組みが見目白押しだ。その1つが、クラブコーナーの出展小間に“ミニ小間(0.99m×0.99m)” を新設して、「Aタイプ(システムパネル有)」「Bタイプ(システムパネル無)」、そしてミニ小間の「Cタイプ(システムパネル無)」の3タイプを用意したことだろう。あわせて、今まで販売行為ができなかった「純粋展示」のカテゴリーはなくなり、どの小間も物品販売OKとなった(2024年3月15日記事)。
クラブコーナーそれぞれの出展参加料は昨年(2023年)よりも若干安くなったことから、多くの申し込みがあると予想していたが、説明会で配布された場内のブース配置図を見る限り、出展ブースは「Bタイプ」が2団体、ミニ小間の「Cタイプ」が4団体しかなく、そのほかの団体はすべて「Aタイプ」での申し込みだった。結果的に「Bタイプ」と「Cタイプ」は人気がなかったということになる。
今年の「ハムフェア2024」参加団体は「185」で、昨年開催の「ハムフェア2023」の170(クラブ:145団体、ビジネス:16団体、後援・協賛:4団体、日本アマチュア無線機器工業会:5団体)よりも15ほど増えている(どちらも出展者説明会時点の数字)。内訳ではクラブが+14団体、ビジネスが-1団体、後援・協賛は±0団体、日本アマチュア無線機器工業会が+2団体である。メーカーでは、昨年出展を見合わせたアンテナ製造販売のコメットや、無線機器のエーオーアール、アンテナタワー建設のエフティアイなどのカムバックが確認できた。
ちなみに「ハムフェア2019」の参加団体は223。コロナ禍による2年間の中止を挟んで行われた「ハムフェア2022」は162だったので、今回もまだコロナ禍前の水準には戻っていない状況だ。
そのほか今回は、非常災害関連ブースがイベントコーナー横に設けられ、陸上自衛隊の通信部隊車両の展示を計画している。2018年に開催した「ハムフェア2018」には、陸上自衛隊が初参加して、三菱自動車のパジェロをベース車両にした「73式小型トラック」が「非常災害車両」として展示され、通信機器が搭載されていたことを覚えている方も多いだろう。ハムフェアに自衛隊車両が参加するのは今回で2回目となる。
2018年のときは、ハムフェア初日には見られなかった広帯域多目的無線機(携帯用I型)や、ディスプレイ付きの広帯域多目的無線機(車両用)が新たに展示されていたので、今回も2日目に違った装備展示が行われるかもしれない。
●初めて自衛隊がハムフェアに参加して会場に車両が展示された「ハムフェア2018」の様子
ハムフェアと言えば、特別記念局「8J1HAM」の運用コーナーが設けられ、朝からオペレートを希望する来場者が列を作ることで知られている。今回の新会場は屋外にクランクアップタワーなどを設置するスペースが確保できないことから、HF帯は遠隔操作(リモート)で行う予定で、運用場所はハムフェアの会場内だが、実際に電波を発射する場所は東京都青梅市(7MHz帯)、東京都三鷹市(14MHz帯)、東京都武蔵野市(21/28MHz帯)の3か所を計画。現在、関東総合通信局へ免許申請中だということだった。
3か所に分けたのは、混信を避ける目的でもあるそうだ。なお、50MHz帯以上はハムフェア会場内にアンテナを建て、アイコムから1台で144/430/1200/2400/5600MHz帯(+10GHz帯オプション)に対応する「IC-905」が登場したことから、5.6GHz帯まで運用する予定だとしている。
●会場に設けられた「8J1HAM」ブースの昨年(2023)の様子
そのほか、イベントコーナーのメインステージと、さらにクラブの発表会レベルで使用することを想定した第2のステージとも言うべきサテライトステージが新たに設けられていた。また会場の有明GYM-EXにはカフェやコンビニ、飲食施設などが設けられていないが(最も近いコンビニまで徒歩約8分、飲食店がある商業施設まで徒歩約10分)、会場内の休息コーナー(休憩所)には、昨年同様にキッチンカー3台が配置される予定で、多くの来場者が利用すると予想される。出展者は事前にJARLを通じて注文を出すことで弁当のケータリングを受けられることになっている。
なお従来、ハムフェア初日の閉会後には有料の「アイボールパーティ」が東京ビッグサイト内のレストランで開催されてきた。今回も開催計画はあるものの、会場など詳細は決定していない模様だ。
●説明会で配布されたハムフェア2024会場配置図
※クリックするとPDF形式でダウンロードできます。
●タイムラプス動画「有明テニスの森」駅から「有明GYM-EX」会場内まで
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。
●「有明GYM-EX」展示ホール内の様子
(hamlife.jp 2024年2月1日撮影)
※画面をクリックすると動画がスタートします。
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●関連リンク:
・ハムフェア2024インフォメーション(JARL Web)
・ハムフェア2024特別ページhamfair.jp
・ハムフェア2024特別記念局8J1HAM開局式 会期前PR運用を開始!(JARL Web)
・一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL Web)
・有明GYM-EX(株式会社 東京ビッグサイト)
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