ハムフェア2025会場で聞こえた「8J」「8K」「8N」で始まるコールサインの記念局や、出展ブースで行われていた社団局の運用リポート。第1弾(2025年8月28日記事)に続いて、第2弾をお届けしよう。今回、hamlife.jpが注目したのが、「大阪・関西万博 JARL特別記念局(8K3EXPO)」の運用だった。同局の運用期間は、大阪・関西万博開幕中の2025年4月13日から10月13日までの184日間だが、これまで一度も移動運用を行ったことはなく、しかも初移動が「/1(ポータブル・ワン)」だったことも意味深い。さらに、「8K3EXPO/1」の紙の限定QSLカードを500枚用意して運用ブースで即時発行するという(万博会場からの運用時では“万博終了後に発行する”とアナウンス)、初めてづくしの嬉しいサービスが行われた。
※各局のコールサインに続く “ /1 ”の表記は原則として省略します。
●大阪・関西万博 JARL特別記念局「8K3EXPO」
JARL関西地方本部ブースで「8K3EXPO」の運用(430MHz帯/FM)が行わた。大阪・関西万博開幕に合わせて開局した記念局は「8K3EXPO」と「JA3XPO」の2局で、「JA3XPO」はJARL関西支部の各府県支部が持ち回りで担当して運用している。
その一方で、「8K3EXPO」は大阪・関西万博会場に記念局運用コーナーを設けて、来場者向けてアマチュア無線の魅力や、PRのためにオンエアーしているため、移動しない局だと思って、まさかハムフェア会場からの運用に驚かれた無線家も多かったようだ。
使用していた無線機(IC-705)を確認すると、万博会場内で使用するために「無線機利用申請」を万博事務局へ提出し、承認を得たことを示す「タギングシール」がしっかり貼られていた(万博会場内には許可・登録済みの無線機器しか持ち込めない)。
しかも「8K3EXPO/1」と印刷された紙のQSLカードを事前に用意して、交信できた無線家に即時発行していた嬉しいサービスもあった。万博閉幕は10月13日まで、今後「8K3EXPO」の移動運用があるか不明だが、ポータブルが付いた貴重な1枚になるだろう。
「EXPO2025記念アワード」(2025年6月23日記事)を追いかけているアワードハンターにとっては、“1つのバンド/モードで交信する毎に1ポイント”のルール上、1エリアからV・UHF帯で万博会場との交信が難しいことから、思わぬ1ポイントが得られただろう。

ハムフェア初日からJARL関西地方本部ブースで積極的に「8K3EXPO」のサービスを行っていた


万博会場内で使用していることを示す「タギングシール」がしっかり貼られた無線機で、ハムフェア会場から記念局「8K3EXPO/1」を運用していた

ハムフェア限定の「8K3EXPO/1」紙QSLカードを即時発行。万博会場から運用している局のQSLカードの発行は“万博終了後”とアナウンスしているので、この時点でQSLカードを手にできた無線家は嬉しかっただろう。運用場所が「東京都江東区 ハムフェア会場」と印刷されてるの点も注目だ。データ面には、万博公式キャラクターの「ミャクミャク」が描かれている
●2025全日本ARDF競技大会 JARL特別記念局「8J9ARDF」
2025年10月18日(土)と19日(日)の2日間、福井県丹生郡越前町でJARL主催「第33回 2025全日本ARDF競技大会 in 福井」が開催される。このイベントに合わせて開局した「8J9ARDF」の運用(145MHz/FM)が、JARL高岡クラブのブースで行われた。

●愛知万博 20周年 JARL特別局「8J20AI」
2005年に開催されたの「愛知万博(愛・地球博)」から20周年の節目を迎える今年(2025年)、9月25日(木)まで愛知万博20周年記念事業としてさまざまなイベントが行われ、その一環としてJARL特別局が開局している。
通常は、愛知県内を中心にオンエアーしている「8J20AI」だが、ハムフェア開催中は、JARL愛知県支部ブースで運用(430MHz/FM)を行った。

●NICT 未来ICT研究所 一般公開2025記念局「8N3ICT」
「(東京(電機|学芸|農工)|法政)大学|NICT無線部」ブースで運用(430MHz/FM)。メンバーの多くは記念局運用の実績が豊富なことから、スマートなオペレートが行われていた。
X(旧Twitter)でのポスト(電波研クラブ JR1YPU/JO1ZRX)によると、「郵政省通信総合研究所関西支所一般公開として、中の人が主導して1992年にスタートした行事。当クラブは2014年から毎年公開運用。『記念局は行事に伴う開設に限る』ことになったので、これから毎年このコールでよろしく。今年の開設期間は7/13~9/23」とのことである。

●宮崎大学無線部「JA6YBR」
50MHz帯のビーコンを発射していることでも知られる宮崎大学無線部。11年前に復活した社団局が、同ブースからオンエアー(430MHz/FM)。現役部員やOBが交代で運用していた。

●アンリツ厚木アマチュア無線クラブ「JE1YEM」
毎年欠かさず、ハムフェア会場からオンエアーを行っているのは、アンリツ厚木アマチュア無線クラブだ。テキパキとしたオペレートで、パイルアップをさばいていた(430MHz/FM)。限定QSLカードを即時発行してくれるサービスも大好評。

●FB Girls Radio Club「JL3ZGL」
アマチュア無線の電子マガジン「月刊FBニュース」のメンバーで構成するFB Girls Radio Clubは、第二級アマチュア無線技士の資格を持つ、歌手のMasaco(JH1CBX)が中心となって、IC-705にモービルアンテナを直接取り付けるスタイルで交信(430MHz/FM)していた。

●南極OB会アマチュア無線クラブ「JS1YHB」
ハンディ機機片手にブースから運用(430MHz/FM)していたのは、南極OB会アマチュア無線クラブだ。

●ぱたぱたハムクラブ「JS1YQD」
交信相手局コールサインサフィックスのファーストレター、ミドルレター、テールレターでアルファベットを埋めていくというゲーム性を持たせながら運用(430MHz/FM)していた、ぱたぱたハムクラブ。
早い段階でマスが埋まったため、その後は通常のQSOサービスも行っていた。

●全国金融機関アマチュア無線クラブ「JS1YON」
全国の銀行、証券会社、生損保など金融機関の勤務者、OBや家族などにより構成されている全国金融機関アマチュア無線クラブ。同ブースで運用(430MHz/FM)が行われ、QSLカードを即時発行していた。

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【ハムフェア2025】<会場リポート:記念局etc.運用その1>「8J1HAM」「8J4IH」「8J2TKI」「7J2YAA」ほか社団局など9局を紹介
●関連リンク:
・ハムフェア.jp(JARLハムフェア実行委員会)
・一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)
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