50MHz帯の良好な状態が続いている。7月2日(水)は19~20時台に、そして7月3日(木)15~18時台と20~24時台(いずれもJST)にヨーロッパ方面などがオープンし、JA各エリアの局が交信を行った。いずれも、この時期にしばしば発生する複数のEスポによるマルチポップと思われる。
Eスポのマルチホップと思われる現象で50MHz帯でJAとヨーロッパがオープンするのは、JSTで15時前後が多いことが知られているが、7月2日(水)の場合は珍しく夜間(19~20時台)にYO(ルーマニア)、LZ(ブルガリア)などが各エリアに入感した。
さらに7月3日(木)は15時過ぎから18時頃まで、HA(ハンガリー)、SP(ポーランド)、I(イタリア)、F(フランス)、PA(オランダ)、DL(ドイツ)などが入感。さらにはG(イングランド)も複数の局が入感するという、比較的広範囲で長時間のオープンとなった。
その後コンディションは一旦下がったように思われたが、20時前後から再び上昇し、JT(モンゴル)やEX(キルギス)、UN(カザフスタン)、T6(アフガニスタン)、A4(オマーン)など中央アジア・中東方面が入感。特にEXとUNは日付が変わった7月4日午前0時過ぎまで入感リポートがあがるという異例のオープンとなった。
果たして今日、7月4日のコンディションはどうだろうか。「同じコンディションは2日続かない」と言われる50MHz帯だが、3日連続のオープンに期待する6mファンは多い。すでに朝8時台には珍局ともいえるOX(グリーンランド)が一部エリアで入感している模様だ。
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