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<現地写真リポート>北朝鮮(P5)から運用した3Z9DX・Dom氏の姿も、ヨーロッパ最大のハムの祭典「Ham Radio2016」6月24日~26日にドイツで開催

今年で41回目を迎える、ヨーロッパ最大のアマチュア無線イベント「Ham Radio2016」が、現地時間6月24日(金)~26日(日)の3日間、ドイツ南部のフリードリヒスハーフェン・メッセで開催された。開催国のドイツ人ばかりでなく、東欧諸国からの参加はもちろん、世界中からアマチュア無線家が一堂に集まり、主催者の発表によると、今年の来場者数(ユニーク数)は17,230人と、昨年の17,080より150人も上まったという。今回、「Ham Radio2016」にブース参加したJQ2GYU・櫻井氏から現地の様子を伝える写真が届いたので紹介しよう。

 

会場風景。昨年までは、各クラブブースの頭上に、そのクラブの国の国旗がぶら下げられていましたが、今年はそれがなくなり、代わりに主だった国だけ、このように掲示されていました。昨年までは、頭上の日の丸を見て、ブースにきてくれる来場者も少なくなかったので、ちょっと残念に思いました。

会場風景。昨年までは、各クラブブースの頭上に、そのクラブの国の国旗がぶら下げられていましたが、今年はそれがなくなり、代わりに主だった国だけ、このように掲示されていました。昨年までは、頭上の日の丸を見て、ブースにきてくれる来場者も少なくなかったので、ちょっと残念に思いました。

 

 ドイツで開催されている「Ham Radio」は、アメリカの「Dayton Hamvention(デイトン・ハムベンション)」、そして日本の東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア(アマチュア無線フェスティバル)」と共に、世界3大アマチュア無線イベントの1つに数えられる有名なものだ。

 

 櫻井氏は「Tokyo 610 DX Group」としてブースを出展。メンバーは櫻井氏本人と、JR4OZR・久木田氏、JJ2VLY・櫻井氏の奥様の3名。メンバーではないが、毎年支援しているJE1CKA ・熊谷氏とJH1RFZ・溝呂木氏の合計5名での参加となる。「Tokyo 610 DX Group」は2014年から今年で出展3年目で、この3年間、メーカーブースを除けば日本からは唯一の出展者ということである。

 

「私たちは、海外の著名DXerやコンテスターとの交流を図ることを目的に出展しています。例年どおり来訪者にコールサインを署名していただくサインボードも設けました。また、私たちが近年行ったDXペディションの写真、ならびに交信実績データをグラフ化したものも展示しました。そのため、以下のように、日本ではなかなかお目にかかれない、あるいはお目にかかれても、そうそう詳しいお話を聞く機会が得られないような、著名DXerと親しく交流することができました。逆に、会場のメーカーブースやフリーマーケットなどを見て回る時間は、例年ほとんど取れません。しかし、わざわざドイツまで行く目的が、そうした人と会って話をすることですので、これでよいと思っています。この辺りは、普通の皆さんとはちょっと違っているのかもしれません」と櫻井氏。

 

 

 

※写真解説はJQ2GYU・櫻井氏によるもの

 

先に北朝鮮からの運用を成功させた3Z9DX・Domが、私を訪ねてブースにきてくれました。実は、昨年、私がセーシェル島から「S79HN」で運用していた際に呼んできてくれ、しばしラグチュウになり、彼の「P5」へのDXペディションに関する情報交換をしたのがきっかけで、懇意にしておりました。JE1CKA・熊谷氏とJR4OZR・久木田氏の協力も得て、Domに一連の北朝鮮運用の背景や、次回の計画について詳細なインタビューをすることができました。

先に北朝鮮からの運用を成功させた3Z9DX・Domが、私を訪ねてブースにきてくれました。実は、昨年、私がセーシェル島から「S79HN」で運用していた際に呼んできてくれ、しばしラグチュウになり、彼の「P5」へのDXペディションに関する情報交換をしたのがきっかけで、懇意にしておりました。JE1CKA・熊谷氏とJR4OZR・久木田氏の協力も得て、Domに一連の北朝鮮運用の背景や、次回の計画について詳細なインタビューをすることができました。

 

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今年は台湾からも、台湾の連盟CTARLの協力を得た台北コンテストクラブが出展。BM2JCC (also BW2/JP1RIW) 星野氏が参加されました。台湾コンテストクラブのブース。星野氏より、DARC国際部長DF2OOに連盟旗が手渡された(左下)。日本からはThomasが大好物の日本酒を贈呈(右下)

 

 

先日、ブーベ島へのDXペディション計画を発表した「LA6VM」から、ブーベ島の地図や写真を交えて、現時点における計画概要について説明を受けました。Erlingとは2010年に私がJW(北極のスヴァールバル諸島)へDXペディションにでかけた際、レンタルシャックやレストランなど現地の案内をしてもらってからのお付き合いです。2014年にはご夫妻で東京ハムフェアにもこられました。

先日、ブーベ島へのDXペディション計画を発表した「LA6VM」から、ブーベ島の地図や写真を交えて、現時点における計画概要について説明を受けました。Erlingとは2010年に私がJW(北極のスヴァールバル諸島)へDXペディションにでかけた際、レンタルシャックやレストランなど現地の案内をしてもらってからのお付き合いです。2014年にはご夫妻で東京ハムフェアにもこられました。

西サハラからはS01A・Naamaが、JR4OZR・久木田氏を訪ねてこられました。早速、ウィーン在住の著名DXペディショナーJH4RHF・田中氏を交えて、西サハラのアマチュア無線に関するインタビューが行われ、私も同席させていただきました。先ごろ西サハラでは、異常な大雨に見舞われ、洪水が発生してタワーが倒れ、無線運用シャックの壁が流されるなどの大きな被害があったそうです。砂漠で洪水という話に、一同、目を白黒させてしまいました。

西サハラからはS01A・Naamaが、JR4OZR・久木田氏を訪ねてこられました。早速、ウィーン在住の著名DXペディショナーJH4RHF・田中氏を交えて、西サハラのアマチュア無線に関するインタビューが行われ、私も同席させていただきました。先ごろ西サハラでは、異常な大雨に見舞われ、洪水が発生してタワーが倒れ、無線運用シャックの壁が流されるなどの大きな被害があったそうです。砂漠で洪水という話に、一同、目を白黒させてしまいました。

G3ZAY・Martinは今年の「東京ハムフェア」に来日し、東京トップバンドミーティングで、ZDシリーズや「VP8/F」などでの運用についてプレゼンテーションしてくれる予定です。彼とは、2011年に一緒に英国王族領ジャージー島から「GJ6UW」の運用を、ClubLogを開発した「G7VJR」と共に楽しみました。

G3ZAY・Martinは今年の「東京ハムフェア」に来日し、東京トップバンドミーティングで、ZDシリーズや「VP8/F」などでの運用についてプレゼンテーションしてくれる予定です。彼とは、2011年に一緒に英国王族領ジャージー島から「GJ6UW」の運用を、ClubLogを開発した「G7VJR」と共に楽しみました。

先の「PT0S」などにも参加したHA7RY・Tomiは、リニアアンプの修理に関するアドバイスをしたJH1RFZ・溝呂木氏に、ハンガリービールを手みやげに会いにこられました。溝呂木氏からは、ホンモノの魚屋さんの前掛けを贈呈! 異様なほど似合っていますね。笑

先の「PT0S」などにも参加したHA7RY・Tomiは、リニアアンプの修理に関するアドバイスをしたJH1RFZ・溝呂木氏に、ハンガリービールを手みやげに会いにこられました。溝呂木氏からは、ホンモノの魚屋さんの前掛けを贈呈! 異様なほど似合っていますね。笑

日本でも活動が開始されたSOTA (Summits On The Air) にアクティブなHB9FPM(also OK3QE) ・Evaと、ご主人のHB9JOE・Andy。Evaは、日本に来てSOTA向け山岳移動運用をすることを強く望んでおり、欧州CEPTと日本間の相互運用協定の一日も早い実現をと、毎年プレッシャーをかけられています。

日本でも活動が開始されたSOTA (Summits On The Air) にアクティブなHB9FPM(also OK3QE) ・Evaと、ご主人のHB9JOE・Andy。Evaは、日本に来てSOTA向け山岳移動運用をすることを強く望んでおり、欧州CEPTと日本間の相互運用協定の一日も早い実現をと、毎年プレッシャーをかけられています。

SOTAに最適という呼び声高い、超小型HF帯トランシーバー「KX2」がElecart社ブースに展示されていました。

SOTAに最適という呼び声高い、超小型HF帯トランシーバー「KX2」がElecart社ブースに展示されていました。

UX0LL・Alexは、私が昨年まで23年間勤めていた米国企業で同僚でした。同僚とはいっても、彼はウクライナのオフィスに勤務していますので、一緒に仕事をしたことはありませんが、社内のアマチュア無線家メーリングリストで親しくしていました。先日発表されたウクライナチームによるタンザニアDXペディション「5H1XX」へ参加する予定だそうです。

UX0LL・Alexは、私が昨年まで23年間勤めていた米国企業で同僚でした。同僚とはいっても、彼はウクライナのオフィスに勤務していますので、一緒に仕事をしたことはありませんが、社内のアマチュア無線家メーリングリストで親しくしていました。先日発表されたウクライナチームによるタンザニアDXペディション「5H1XX」へ参加する予定だそうです。

パレスチナからの「E44QX」に参加したDL7JANが、交信したJJ2VLYに会いにきてくれました。私たちの昨年のセーシェル島DXペディションや、今年4月の東ティモールDXペディションとも交信でき、「既にQSLカードももらったよ」と報告してくれました。

パレスチナからの「E44QX」に参加したDL7JANが、交信したJJ2VLYに会いにきてくれました。私たちの昨年のセーシェル島DXペディションや、今年4月の東ティモールDXペディションとも交信でき、「既にQSLカードももらったよ」と報告してくれました。

HF帯に今年から出始めたというLZ1MUK・Katyさんが、JJ2VLYに会いにきてくれました。ブルガリアでは、HF帯でDXを楽しむYLハムが増え始めているそうです。

HF帯に今年から出始めたというLZ1MUK・Katyさんが、JJ2VLYに会いにきてくれました。ブルガリアでは、HF帯でDXを楽しむYLハムが増え始めているそうです。

欧州を中心に、若いハムを育成しようというプロジェクトが大きな成果を生みつつあります。YOTA (Youngster On The Air) と呼ばれるプロジェクトでは、各国それぞれでの活動に加えて、毎年世界大会も開かれており、今年のオーストリア大会には30か国から114人の25歳以下のハムが参加されるそうです。このYOTAプロジェクトを仕切っているのが、まだ若手ハムと言ってよいPA2LS・Lisaさんです。私は最初、彼女もそうした活動に参加しているYoungsterの1人なのかと勘違いしていました。なお、YOTAではJARLを含むIARU Reg.3の全連盟にも招待状をだしたそうで、オーストリア大会には中国から2名が参加するそうです。

欧州を中心に、若いハムを育成しようというプロジェクトが大きな成果を生みつつあります。YOTA (Youngster On The Air) と呼ばれるプロジェクトでは、各国それぞれでの活動に加えて、毎年世界大会も開かれており、今年のオーストリア大会には30か国から114人の25歳以下のハムが参加されるそうです。このYOTAプロジェクトを仕切っているのが、まだ若手ハムと言ってよいPA2LS・Lisaさんです。私は最初、彼女もそうした活動に参加しているYoungsterの1人なのかと勘違いしていました。なお、YOTAではJARLを含むIARU Reg.3の全連盟にも招待状をだしたそうで、オーストリア大会には中国から2名が参加するそうです。

昨年のイタリア大会を仕切ったふたりからは、YOTAの基本理念や実際のアクティビティー、それも1年に一度の国際イベントだけではなく、普段国内での活動をどう工夫しているかなどについて発表がありました。コーディネータを務める大人も、基本的に30~40歳代の若者ハムで、そこで私たちのようなシニアが出しゃばってきているのではないのも特徴的と感じました。さらには、彼ら若手指導者すら、自分たちがあまりしゃしゃり出るのではなく、参加したYoungster同士で助け合ったり、教えあったりすることを中心にしているそうです。さらには、26歳になってYoungsterを卒業したお兄さんお姉さんが、何かと面倒を見るというのも心がけているそうです。これ大事ですね。

昨年のイタリア大会を仕切ったふたりからは、YOTAの基本理念や実際のアクティビティー、それも1年に一度の国際イベントだけではなく、普段国内での活動をどう工夫しているかなどについて発表がありました。コーディネータを務める大人も、基本的に30~40歳代の若者ハムで、そこで私たちのようなシニアが出しゃばってきているのではないのも特徴的と感じました。さらには、彼ら若手指導者すら、自分たちがあまりしゃしゃり出るのではなく、参加したYoungster同士で助け合ったり、教えあったりすることを中心にしているそうです。さらには、26歳になってYoungsterを卒業したお兄さんお姉さんが、何かと面倒を見るというのも心がけているそうです。これ大事ですね。

昨年のYOTAイタリア大会で大活躍したIN3EYI親子がブースを訪ねてこられました。13歳の息子さんMartin君は、イタリアの子供向け制度(一定年齢にならないとコールサインは取得できないそう)で、父親のコールサインのセカンドオペレーターとして、コンテストを楽しんでいるとのことです。イタリアのアマチュア無線雑誌に写真が掲載されたんだ、と誇らしげに掲載号を手渡してくれました。なお、世界大会で集まる子どもたちも、基本は英語でのコミュニケーションとなるそうです。Martin君も、まだ不慣れなものの、頑張って英語で対応してくれました。ルーマニアなど東欧諸国の子どもたちは、幼稚園のころから英語教育が充実しているなどの理由で、英語でのコミュニケーションに支障がなく、逆に従来は先進国と呼ばれてきた国々の子どもたちに対してよい刺激となっているそうです。いつか、日本の子供たちが彼らと一緒にアマチュア無線を楽しむ日がくることはあるのでしょうか?

昨年のYOTAイタリア大会で大活躍したIN3EYI親子がブースを訪ねてこられました。13歳の息子さんMartin君は、イタリアの子供向け制度(一定年齢にならないとコールサインは取得できないそう)で、父親のコールサインのセカンドオペレーターとして、コンテストを楽しんでいるとのことです。イタリアのアマチュア無線雑誌に写真が掲載されたんだ、と誇らしげに掲載号を手渡してくれました。なお、世界大会で集まる子どもたちも、基本は英語でのコミュニケーションとなるそうです。Martin君も、まだ不慣れなものの、頑張って英語で対応してくれました。ルーマニアなど東欧諸国の子どもたちは、幼稚園のころから英語教育が充実しているなどの理由で、英語でのコミュニケーションに支障がなく、逆に従来は先進国と呼ばれてきた国々の子どもたちに対してよい刺激となっているそうです。いつか、日本の子供たちが彼らと一緒にアマチュア無線を楽しむ日がくることはあるのでしょうか?

「Tokyo 610 DX Group」は2014年から今年で3年目の出展になります。この3年間、メーカーブースを除けば日本からは唯一の出展者です。

「Tokyo 610 DX Group」は2014年から今年で3年目の出展になります。この3年間、メーカーブースを除けば日本からは唯一の出展者です。

 

 

 

●関連リンク:Ham Radio

 

 

 

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