アイコム株式会社は2017年3月19日(日)に、東京のJR秋葉原駅前の秋葉原コンベンションホールで「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 秋葉原 2017」を開催した。発売開始予定が5月と発表されたばかりの新製品「IC-7610」をはじめとする製品展示や、同社創業者で代表取締役会長の井上徳造氏(JA3FA)による特別講演、共催・協賛各社、各団体の展示などで賑わた。同社によると来場者数は昨年のイベントよりも1割強多い560名という。
展示されたIC-7610に著名YL各局が集合
イベントの最後に行われた抽選会には講演会場に入りきらないほどの来場者があった
好天に恵まれた3連休の中日、秋葉原駅前の民間イベント施設で「アイコムアマチュア無線フェスティバル in 秋葉原 2017」が開催された。HF/50MHz帯の新製品「IC-7610」が正式発表され、発売時期や価格がアナウンスされた直後ということもあり、午前10時の開場から多くのアマチュア無線家が来場、展示や各種講演などを楽しんだ。その模様を写真で紹介しよう。
午前10時の開場時、多数のアマチュア無線家が訪れた
講演会場の司会はシンガーソングライターのMasaco(JH1CBX)が務めた
アイコム株式会社の創業者で同社代表取締役会長の井上徳造氏(JA3FA)による特別講演
最新のアイコム製品(IC-7610、IC-7300、IC-R8600、IC-7851など)が試聴できるコーナーが設けられた
試聴用にセットされたIC-7610試作機は2台。窓際に張ったワイヤーアンテナを使用
IC-7610の1台にはフロントパネルにある2つのUSBポートにマウスとキーボードが接続されていた。今年2月の同社イベントで展示された試作機よりも“完成度”は高まっていた
IC-7610を熱心にチェックする来場者
IC-7610に関する技術講演は「録音、録画、撮影禁止」という条件の中で午前と午後の2回行われ、各回200名以上が聴講した(上記写真は講演開始前のメディア向けフォトセッションにて)
アイコムのV・UHF機、D-STAR機器の展示や、共催各社・各団体の展示は別室で行われた
別室の各ブース。JARLはアマチュア無線PR動画を公開。女優・松田百香(JI1NYO)の交信コーナーも設けられた。またJARDやボーイスカウト日本連盟もブースを出展
GHDキー、CQ出版、コメット、ルソー、第一電波工業もブースを出展。第一電波工業はアンテナやアンテナポールなどの収納に便利な新製品のキャリングバッグ「ACB160」(税別8,000円)を展示
JARLは4月から会員証のリニューアルを行い、3年会費を支払うとコールサインと氏名入りの「IDカード」として使えるプラスチック製の会員証を発行する。また新規入会者にはIDカードストラップがプレゼントされる。会費継続3年のライフメンバー会員、会費継続3年の個人賛助会員には特別色のIDカードストラップとコールサイン入りIDカードを発行。その他、JARLの公式FacebookページやTwitterアカウントの開設も予定しているという(詳細は別記事で近日紹介予定)
D-STARコーナーには発売が始まったID-4100も複数展示。バックライトカラーをブルー/グリーン/ホワイト/アンバーで選べるデモンストレーションも行われた
さまざまな講演も行われた。写真上は髙尾JARL会長による自己紹介とJARLの取り組みに関する内容、写真下は月刊FB NEWSによる、Masaco(JH1CBX)とあーちゃん(JP3KGT)のトークショー
会場内にはFMぱるるんのブースも設置され「OMのラウンドQSO」「CQ ham for girls」の公開収録が行われた
公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟からアイコムへ、2016年の支援に対する感謝状を贈呈
イベントの最後に行われた「お楽しみ抽選会」。ID-51 PLUS2やID-31など合計41名に賞品が当たるというもの。抽選で当選者が決まるたびに会場内は歓声に包まれた
●関連リンク:アイコムアマチュア無線フェスティバル in 秋葉原を開催します(アイコム)