DXハンティングを楽しむ上で最大の目標となる、アメリカのアマチュア無線連盟(ARRL)が発行する「DXCC(DX Century Club)」。現存する339エンティティーのうち、未交信(未コンファーム)が残り9以下になった時点で得られるのが「オーナーロール(Honor Roll)」という称号で、全エンティティーとの交信(コンファーム)完了局に贈られる「No.1オーナーロール(#1 Honor Roll)」はトップDXerの証でもある。また、5バンドで100エンティティーのコンファームで得られる「5バンドDXCC(5BDXCC)」というプログラムもある。これらの名誉ある「盾」がセットでヤフオクに出品され、アマチュア無線家の間で話題となっている。
現存するDXCCエンティティー数は世界情勢などにより増減するが、2017年8月17日時点では「339」となっている。DX入門者はまず100エンティティーのQSLカードをコンファームしてDXCCの賞状を得ることを目指し、達成後は未交信エンティティーを潰して追加申請(エンドーズメント)を行っていくのがセオリーだ(250エンティティーまでは50ごと、300エンティティーまでは25ごと、300を超えると5エンティティーごとにステッカーが発行される)。
エンティティーの中には、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のようにアマチュア無線自体を許可していない国や、人が住んでおらず上陸許可も得にくい絶海の孤島など、年月をかけて電波が出るのを待ち続けなければならないところもあり、数多くのエンティティーと交信するためには並々ならぬ努力と忍耐が必要なのだ。
現存エンティティーの中で、未交信(未コンファーム)が残り9以下になった時点の申請で得られる「オーナーロール(Honor Roll)」(現時点では330以上)。そして全エンティティーとの交信(コンファーム)完了局に贈られるのが「No1オーナーロール(#1 Honor Roll)」という称号である。
どちらも立派な「盾」と「襟章(ラペルピン)」が達成局に贈られ(有料)、DXを楽しむアマチュア無線家にとって憧れのアイテムとなっている。シャックなどに飾られることを夢見ているDXerも多い。
その名誉ある「盾」の数々が、発送時の梱包とともにヤフオクに出品されている。本来であれば達成局のコールサインプレートが貼られているが、出品されている盾にはそれが見当たらない。
また、5バンド(80m、40m、20m、15m、10mバンド)で100エンティティーをコンファームすると得られる「5バンドDXCC」の盾も同様に出品されている。80mバンドで100エンティティーを交信するのはなかなか難しく、今回出品された盾もDXer憧れのものといえるだろう。
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・★ ARRL DXCC No1 HONOR 受賞楯 ★(ヤフオク)
・ARRL 5BDXCC 受賞楯(ヤフオク)
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