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<「A1 CLUB創設20周年特別局」の開設申し出を“差し戻し”>JARL、第36回理事会報告を会員専用ページに掲載

一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)は、さる2017年11月18日(土)と11月19日(日)の2日間、連盟事務局で第36回理事会を開催し、その報告をWebサイトの会員専用ページで公開した。同理事会では平成30・31年度の理事・監事の定数と推薦理事の人数を審議したほか、CW愛好者の団体であるA1 CLUBから出されていた「クラブ創設20周年記念のJARL特別局を全国各エリア(計10局)で開設したい」という申し出を審議し、これを差し戻す決定を行った。同理事会報告の閲覧はJARL会員のみで、コールサインと登録したパスワードが必要となる。

 

 

 

 JARL Webの会員専用ページに掲載された「第36回理事会報告」によると、同理事会では「平成30・31年度の理事・監事の定数と推薦理事の人数について」「平成30年度地方本部費の配分について」「A1 CLUB創設20周年記念特別局の開設申し出について」の3議案が審議された。

 

「平成30・31年度の理事・監事の定数と推薦理事の人数について」は両年度中の理事定数を17名、監事定数を2名ととし、このうち規則に基づく推薦理事は2名、推薦監事も2名とする、現状と同じ定数・人数が提案され全員異議なく承認したという。

 

 また「A1 CLUB創設20周年記念特別局の開設申し出について」では、同クラブから提出された、クラブ創設20周年記念のJARL特別局を全国各エリアに計10局開設したいという申し出について、各地の支部や地方本部から“開設基準に照らして疑問がある”との指摘が相次いでいることを取り上げた。それぞれの支部・地方本部からの指摘を整理したものは下記の通り。

 

★同クラブは、申請の出された支部または地方本部に属する登録クラブではないが、このような申し出を承認できるのか。

 

★使用する無線機が30台以上あるが、設備共用等法令に触れることはないか。

 

★QSLカードの発行責任者が、申請の出された支部または地方本部に属する会員でないが、受理してよいのか。

 

★総合通信局による免許発給審査で、特別なコールサインの申請にかかる公共性の有無などの点検が厳しくなっているようだが、クラブの周年記念で免許が発給されるのか。

 

 事務局でそれぞれの申し出書類を確認したところ、使用機器は申し出のほとんどが同一であり、全エリア共に30台以上あること、QSLカードの発行責任者はすべて関東の同一人であること、収支予算等も各エリアの申し出がすべて同一金額であることがわかり、同クラブに問い合わせたところ「使用機器は社団または個人の局との設備共用ではない」「同クラブは全国組織であるため全エリアで開設したい」「運営費用は同クラブの資産より捻出する」という回答があったという。

 

 理事会で審議の結果(※議論の内容は理事会報告に掲載されている)、この開設申し出は、公共性、使用機器およびQSL責任者を見直すことという理由を示して差し戻すことが決まり、今後はクラブの周年行事や総合通信局の判断との整合性について検討を進めることになった。

 

 理事会報告の詳細は、下記関連リンクのJARL会員専用ページ(要ID、パスワード)からPDF形式で閲覧が可能だ。

 

 

 

●関連リンク:第36回理事会報告(JARL Web 会員専用ページ)

 

 

 

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