電波新聞社は2018年8月10日、アマチュア無線の免許取得からさまざまな楽しみ方までを網羅し、アマチュア無線界の最新情報を掲載した「最新 アマチュア無線開局・運用マニュアル2018」を8月23日(木)に発売することを公表した。B5サイズで全226ページ、価格は2,000円+税。なお電波新聞社は8月25~26日に東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア2018」にブース(B-14)を出展し同書を販売するほか、26日(日)の12時からは会場内のイベントコーナーで、同社がかつて刊行していた「HAMライフ」「ラジオの製作」などの懐かしい無線雑誌・書籍を振り返るお楽しみイベントを実施するという。
電波新聞社は電気、電子業界の日刊紙「電波新聞」を発行するほか、かつてはアマチュア無線雑誌「HAMライフ」や、入門誌の「ラジオの製作」「マイコンBASICマガジン」などを刊行していた。さらに「BCLマニュアル」「CB=市民無線マニュアル」「アマチュア無線受験マニュアル」などの入門書も好評を博していた。現在はこうした流れを汲むエレクトロニクス工作入門誌「電子工作マガジン」を年4回刊行している。
同社が今回刊行する「最新 アマチュア無線開局・運用マニュアル2018」は、最近は刊行が途絶えていたアマチュア無線の入門ガイドブックで、初心者やカムバック・ハムに向けて、資格の取り方や開局手続き、無線機の選び方など、各項目が現状に即した最新情報で構成されている。以下、同社の資料から抜粋で紹介しよう。
最新 アマチュア無線開局・運用マニュアル2018
(「電子工作マガジン」10月号別冊、B5サイズ226ページ、価格:2,000円+税)
◆本書の企画目的
・青少年ハム育成とカムバックハムを全面応援
技術立国として発展してきた我が国は若年人口が減少し、このままでは技術継承に懸念が生じるとし、さまざまな方策が官民問わず出ています。
黎明期の通信の技術に多大な貢献をした「アマチュア無線」を趣味とする若年層も同様で、我が国のアマチュア無線家も現在のエレクトロニクス産業の基礎を築いた人物を多数輩出しています。日本アマチュア無線連盟や現役のアマチュア無線家は“青少年ハム”の育成に力を入れています。
本誌は、アマチュア無線を目指す青少年たちに免許の取得から開局・運用までのサポートする入門書としての役割と、長いブランクからカムバックしようとする、いわゆるカムバックハムの両者にむけた情報をまとめて提供することを目的としています。そのため特に青少年ハム育成のための入門ページを中心に構成し、一冊でアマチュア無線という趣味の内容が横断的に理解できるものにしました。
また、カムバックハムに対しては、大きく変わったアマチュア無線の制度や楽しみかたを分かりやすく解説しています。さらに巻末には、運用に便利な情報をまとめています。
◆本書の特徴
・資格取得を目指す若年層が読みやすいように、平易な言葉を使い難解な法律や技術用語にはルビを振り、かつ平易に解説。
・日本アマチュア無線連盟などにご協力をいただき、最新の正確な情報を掲載。
・「電子工作マガジン」や「ラジオの製作」「HAMライフ」などで活躍していたベテラン筆者が執筆。
・最新の資格取得試験対策から、開局、運用、さまざまな楽しみかたまで網羅的に解説。
・「電子工作マガジン」や過去の「ラジオの製作」の記事から、最近取り上げられることが少なくなった送受信機の自作記事や自作アンテナの作りかたも分かりやすく解説。
・アマチュア無線の資格取得・局免申請・運用などに役立つ最新データを巻末に掲載。
・オリジナルの4級アマチュア無線技士の模擬試験を収録。
◆各章の構成
<巻頭特集>我らアマチュア無線家! アクティブ局紹介 クラブ局編
<第1章>アマチュア無線って何?
<第2章>無線局と電波のことを知ろう
・「電波」と「周波数」の基礎知識
<第3章>アマチュア無線の資格を取ろう
・ハムを始めるには「アマチュア無線技士」の資格が必要!!
・アマチュア無線をもっと楽しくできる!!
「上級」ライセンスにも挑戦しよう
<第4章>アマチュア無線局を開局しよう
<第5章>アマチュア無線のさまざまなスタイル
・いろいろある!! アマチュア無線の楽しみスタイル
・ハムの醍醐味!!世界中の人と無線交信
・さまざまなアワードで無線室を飾ろう!!
・便利で快適なインターネット経由の交信
<第6章>スタイル別無線機・アンテナガイド
<第7章>最新アマチュアバンド・モード
<第8章>JARLやハムクラブに入会しよう
・日本のアマチュア無線家を代表する団体 JARL・役割・重点をおく活動
<第9章>番外編:SWLとライセンスフリー無線
・アマチュア無線の電波を受信して楽しむ「SWL」
・資格なしで交信が楽しめる!! ライセンスフリー無線
<第10章>アマチュア無線ならではの楽しみ、自作
・簡単な回路でCW交信が楽しめるPixie互換QRP CWトランシーバを作る
・50MHz AM送信機「新RS-501」をつくる
・オールバンド・オールモードで受信できる 最新のSDR受信機キットを作ろう
<第11章>自作や輸入無線機での免許申請にチャレンジ!!
・自作機など技適外の無線機器の免許申請
・Pixie互換CWトランシーバの申請
・新RS-501の申請
・海外製などの技適外無線機器の免許申請
<第12章>自作アンテナで交信しよう
・基礎編 アンテナとは? 基本的なアンテナの自作にチャレンジ
・ワンコイン予算でつくれる 144MHz帯用ヘリカルアンテナ
・応用編 変わった形でスグレモノ50MHz用ヘンテナフォークを作ろう
<第13章>実践交信ガイド
・電話(音声)編
・電信編 ラバースタンプによる電信(CW)の交信入門
・海外局とのQSO超入門
<第14章>アマチュア無線を長く楽しむためのインターフェア対策
・新スプリアス基準とスプリアス確認保証
<第15章> 資料編
・欧文・和文コード(フォネティックコード)表
・欧文・和文CW(電信)符号表
・主要CW(電信)英文略符号
・主要Q符号表
・主要ハム用語
・JCC(日本全市)リスト(東京都特別区を含む)
・JCG(全郡)リスト
・政令指定都市の区番号
・JARLコンテストで使用する都府県・北海道の地域・番号表
・コールサイン(プリフィックス)国別割り当て
・HAM技術データ スプリアス確認保証可能機器リスト
・主要アマチュア無線機器メーカー・販売店一覧
・第4級アマチュア無線技士国家試験模擬問題
・第4級アマチュア無線技士国家試験模擬問題 解答・解説
なお電波新聞社は、8月25日(土)~26日(日)に東京ビッグサイトで開催される「ハムフェア2018」にブース(B-14)を出展し、同書をはじめ「電子工作マガジン」などの書籍を販売する予定だ。
また8月26日(日)の12時からは、ハムフェア会場内のイベントコーナーで、同社がかつて刊行していた「HAMライフ」「ラジオの製作」などの無線雑誌や、BCLやCBの入門書を振り返る“お楽しみイベント”を実施する計画だ。
「電波新聞社」のブース番号「B-14」は、「【ハムフェア2018】<事前にチェック!会場内のブース配置図(暫定版)>229団体が参加する『ハムフェア2018』企業、クラブ出展ブースの小間割りが判明」の既存記事(2018年7月30日記事)で場所の確認ができる。
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●関連リンク:
・電子工作マガジン別冊 最新・アマチュア無線開局・運用マニュアル(電波新聞社)
・電波新聞社
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