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<予備免許中の珍事!? JJ1WTL 本林氏が指摘>九州総合通信局がアマチュア衛星5局のコールサインを別の社団局へ“二重割り当て”、後日すげ替えか?

2017年7月、九州工業大学とアジア、アフリカ諸国が参加し、超小型衛星を共同開発し運用する国際的なプロジェクト「BIRDS(Joint Global Multi Nation Birds)」として、国際宇宙ステーション(ISS)からアマチュア無線用の送信機を搭載した超小型衛星5機が放出された。これら5機には人工衛星に開設するアマチュア局としてコールサイン「JG6YJO~YJS」が九州総合通信局から発給されていたが、実はこの5局の予備免許期間中に、同じコールサインをまったく別の“一般の社団局”にも割り当ててしまったようだ。後日これらの社団局には別のコールサインが指定し直しになったことが、日本におけるコールサイン研究の第一人者、本林良太氏(JJ1WTL)の検証で判明した。

 

Google検索によりコールサインの二重割り当ての一部が確認できた(本林氏のブログ「CIC」から)

 

 

 本林氏のブログ「CIC」の内容を抜粋する。まず九州工業大学は2017年に「BIRDSプロジェクト」で宇宙に放出する超小型衛星5機に割り当てられたコールサインを発表した(カッコ内は衛星を共同製作した国名)。

 

 


 

・JG6YJO:BIRD-J(Japan)

 

・JG6YJP:BIRD-G(Ghana)

 

・JG6YJQ:BIRD-M(Mongolia)

 

・JG6YJR:BIRD-N(Nigeria)

 

・JG6YJS:BIRD-B(Bangladesh)

 


 

 

 ところが、日本国内の各アマチュア局について、免許されている電波の型式、周波数、空中線電力といった情報をコールサインなどから検索できる総務省のデータベース「無線局等情報検索(2017年2月25日付)」の検索結果を見ると、「JG6YJO~YJS」のコールサインはまったく別の“一般の社団局”の免許人に発給されていた(本林氏は無線局等情報検索のデータベースが更新される都度、そのデータを保存している。なお「人工衛星に開設するアマチュア局」や、人工衛星に開設するアマチュア局にコマンドを送るための地上側のアマチュア局は、無線局等情報検索ではヒットしない)。

 

 


 

・JG6YJO:ファミイハムクラブ(福岡県朝倉市/平29.1.5/H/0001263481)

 

・JG6YJP:津屋崎NET(福岡県福津市/平29.2.6/H/0001264932)

 

・JG6YJQ:長崎総合科学大学多重回転翼機アマチュア無線局(長崎県長崎市/平29.2.6/H/0001264942)

 

・JG6YJR:JARC・次郎丸アマチュマ無線クラブ(福岡県福岡市早良区/平29.2.13/H/0001265176)

 

・JG6YJS:別大興産無線部(大分県別府市/平29.2.13/H/0001265177)

 


 

 

 本林氏はこのコールサイン割り当てについて、ずっと九州工業大学側の発表が誤まっていると思い込んでいたようだ。ところが2018年10月14日に「無線局等情報検索(2018年9月8日付のデータ)」を見たところ、JG6YJO~YJSの掲載が消えていたことから、初めて“異常”に気付いたらしい。

 

 免許期間中に消えてしまった5つの“一般の社団局”はどこにいってしまったのか。本林氏が再び「無線局等情報検索」を調べた結果、社団局5局は新しいコールサインとして「JG6YKQ」と「JG6YKT~YKW」に切り替わっていることを突き止めた。

 

 


 

・JG6YKQ:ファミイハムクラブ(福岡県朝倉市/平29.1.5/H/0001263481)

 

・JG6YKT:長崎総合科学大学多重回転翼機アマチュア無線局(長崎県長崎市/平29.2.6/H/0001264942)

 

・JG6YKU:JARC・次郎丸アマチュマ無線クラブ(福岡県福岡市早良区/平29.2.13/H/0001265176)

 

・JG6YKV:別大興産無線部(大分県別府市/平29.2.13/H/0001265177)

 

・JG6YKW:津屋崎NET(福岡県福津市/平29.2.6/H/0001264932)

 


 

 

「なお、検索結果に現れる“謎のコード(例:0001263481)”は、コールサインの新旧にかかわらず、そのまま継承されています。言い換えますと、『コールサインを切り替えた』証左です」「QSLカードを印刷していたり,JARL会員だったりしたら,免許人に経済的な被害が発生するところでした(∵刷り直し,転送会費の支払い)」と本林氏はブログで指摘している。

 

 当該のコールサインを超小型衛星5機に割り当てた時期や、“一般の社団局”5局が別のコールサインに切り替えられた時期など、詳細は下記関連リンクにある本林氏のブログ「CIC」の「すげ替え疑惑:JG6YJ[O-S]→JG6YK[Q|T-W] 」で確認できる。

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

沖縄県のD-STARレピータ局「JQ6YAA」は、やはりコールサイン誤発給--総務省が誤りを認める

 

【動画あり】<各大学が受信リポート募集>ISS「きぼう」から放出した超小型衛星からの430MHz帯アマ無線ビーコンをキャッチしてみよう!

 

 

 

●関連リンク:
・すげ替え疑惑:JG6YJ[O-S]→JG6YK[Q|T-W]
・九州工業大学 衛星開発プロジェクト
・「きぼう」からBIRDSプロジェクトの超小型衛星5機の放出に成功!(JAXA)

 

 

 

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