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<5Gガラスアンテナからスタッフ連絡用の無線機まで>アマチュア無線家目線!?で「東京モーターショー2019」見て歩き

2019年10月24日(木)から11月4日(月・休)まで、東京・有明&青海で「第46回 東京モーターショー2019」が開催されている。モーターショーと言えば、各社が新車やコンセプトカー、未来カーなどをお披露目する場として定着していたが、今回はちょっと違った。クルマの展示スペースより、近未来の世界や子どもたちを意識したを体験型展示が多く見られたのだ。そのあたりのリポートは専門メディアに譲るとして、hamlife.jpはアマチュア無線家目線!?でモーターショーを見て歩いてきた。

 

 

※小さい画像はクリックすると拡大します。

 

 

今年の「ハムフェア2019」会場にもなった東京ビッグサイト南展示棟3・4ホールの俯瞰写真。上は今回の東京モーターショー会場。下はハムフェア2019会場をほぼ同じ画角で撮影してみた

 

 

 

 

 

 

 

 昨今のクルマは、アンテナ基台の取り付けに苦労する。その傾向は相変わらずだが、NTTドコモのブースでは、国内で来年(2020年)からサービスがスタートする、5G(第5世代)通信の展示に力を入れるなかで、AGC(旧・旭硝子)と共同開発したクルマ用のガラスアンテナは、透明で視認性も良く、しかも貼るタイプもあるので目を引いた。

 

 さまざまな実験を繰り返し、5G通信に割り当てられている28GHz帯の電波で、高速・大容量の通信が可能ということだった。アマチュア無線を知る身としては、28GHz帯のミリ波レベルになると、パラボラアンテナを使って通信…という発想になるだろうが、車載用ガラスアンテナはできるだけ指向性は抑え、車内の数か所に配置することでクルマ全体では無指向性となるよう工夫するという。

 

 

 

 ガラスアンテナは、「ガラス設置型アンテナ(オンガラスアンテナ)」「合成石英ガラスアンテナ」「フレキシブルアンテナ」の3種類を展示。フレキシブルアンテナは、透明に近いフィルム状のアンテナを、2枚のガラスの間に挟んで設置。1枚が親指の爪ぐらいのサイズなので、肉眼でもほとんどわからない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ホンダのブースでは、新車に混じって話題のホンダジェットや歴代F1マシン、バイクの数々が展示されていた。“ホンダ”と言えば、ホンダレッド!とも言われる、赤い発電機(発々)を思い浮かべる無線家も多い。

 

 

 

 

 今回ホンダでは、「電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)、そして燃料電池自動車(FCV)といった電動車両には、クルマ自体にたくさんの電気を貯める能力あるいは発電する能力があります。さらにその電気を取り出して活用できれば、クルマを『走る電源』として様々な場所で活用することができます」として、可搬型外部給電器「Power Exporter 9000」を開発。最大9kVAの電源として活用できるそうだ。

 

 

 

 

 

 一方、家庭用コンセントやクルマのアクセサリーソケットから充電できて、繰り返し使えるリチウムイオン電池搭載のハンディータイプ蓄電機「LiB-AID(リベイド)E500」を休息スペースに配置。来場者の携帯電話のバッテリー充電を行っている姿が見られた。

 

 ホンダはLiB-AID E500に使用するパーツを厳選することで雑音成分を徹底的に排除した音楽専用モデル「LiB-AID E500 for Music」を開発し、Web限定で200台の申し込みを受付中だ。通常のE500は希望小売価格が税込み88,000円だが、この音楽専用モデルは税込み297,000円という価格設定になっている。同社は「ハイエンドグレードオーディオコンセントや電気伝導率に優れたオーディオ機器用配線材などを採用することで、一般的な商用電源と比べて極めてノイズが少ない完全独立タイプのクリーンな電源を実現。さらに、本体内面の電磁波シールド材により使用機器間の相互ノイズの影響も低減しました」と説明している。

 

使用するパーツを厳選することで雑音成分を徹底的に排除した音楽専用モデル「LiB-AID(リベイド)E500 for Music」(297,000円)はWeb申し込み限定200台の生産だ

 

 

 LiB-AID(リベイド)E500について、ホンダの技術者は「ユーザーから“もっと大容量の蓄電池が欲しい”“DC12V端子も装備して欲しい”というご要望はよく聞きます。今後も開発を続けてまいります。またE500は2台並列接続もできますのでご検討ください」と述べていた。

 

 

 

 

 

 

 

 モーターショーほどの超大型イベントともなると、スタッフも半端な数ではない。しかも、新たにできた青海展示棟(青海エリア)と東京ビッグサイトなど(有明エリア)をつなぐ形で拡大開催となった。その間をオープンロードとして無料開放。さまざまなアクティビティーが用意されているが、徒歩で移動するだけで20分ほどかかる。

 

 歩くのが苦手な人のために、無料のシャトルバスも運行。それらを含めて、スタッフ間の連絡用無線機もデジタル簡易無線から特定小電力無線まで、メーカーもいろいろだった。撮影することはできなかったが、昨年(2018年)暮れから運用が始まったデジタル小電力コミュニティ無線機を使うスタッフも確認できた。

 

 

 

 

トヨタ紡織はイベント運営用にアローラインアンテナを使用していた

 

 警備会社などは別にして、イベント用に無線機器をレンタルで貸し出しを行う業者も多いので、それらを利用しているものと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●関連リンク:
・第46回 東京モーターショー2019
・車両デザインを損なわず、安定した5G通信を実現する車載用アンテナ技術-車載用5Gガラスアンテナ-(NTTドコモ)
・正弦波インバーター搭載蓄電機「リベイドE500」(Honda)
・LiB-AID E500 for Music(HONDA)
・モビリティから電気を取り出すインバーター「Power Exporter 9000」(Honda)

 

 

 

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