ARRLニュースは各国の電波主管庁による60mバンド(5MHz帯)のアマチュア業務への割り当てが拡大を続けているとして、「The 5MHz Newsletter」の最新版の内容を紹介している。
クウェートでは2015年の世界無線通信会議(WRC-15)で決定した割り当てに準拠し、アマチュア局に5351.5~5366.5kHzが最大出力15W EIRPという条件でこのほど二次業務として割り当てられた。さらに最近、インドネシアやギリシャでも同周波数の利用が許可された。
イスラエルでは5MHz帯のアマチュア無線の運用認可を2023年12月末まで延長した。従来は8つのチャンネルがスポット許可となっていたが、さらにチャンネル0が追加された。同国のアマチュア無線家はチャンネルに応じていくつかの電波型式で100W PEPでの運用が可能だ。
オーストラリアでは、5MHz帯のアマチュア無線の二次割り当てが引き続き議論されている。現在この周波数帯は緊急サービスや法務機関によって使用されている。このほか約80か国が5MHz帯のアマチュア無線への開放をある程度行っている。
米国ではWRC-15の直後にARRLがFCCに請願を行い、現在は二次業務として5.3MHz帯に5波(中心周波数で5332/5348/5358.5/5373/5405kHz、1チャンネルあたりの帯域は±1.4kHz)の割り当てがあり、100W PEPでの運用が認められている。(ARRLニュース11月11日 ※許可を受けて抄訳/(C)ARRL)
●関連リンク:Access to 60 Meters Continues to Expand(ARRL NEWS)
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