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<SDRラジオで日本から受信を楽しもう!>世界遺産のスウェーデン長波局「SAQ」、クリスマス・イブ(12月24日)に超長波17.2kHzでメッセージ送信

ユネスコの世界遺産に登録されているスウェーデンの「グリムトン長波海岸局」、通称「ヴァールベリの無線局」から、毎年お馴染みとなっているクリスマス・イブの記念運用が行われる。2019年12月24日(火)日本時間の16時30分(UTCでは同日午前7時30分)から長波17.2kHz、出力200kWで試験電波を発射し、17時(UTCでは同午前8時)からコールサインである「SAQ」とクリスマスのメッセージが電信で送信される。当日の様子はWebサイトでライブ中継されるほか、オランダの「Universiteit Twente(トゥウェンテ大学)」が開設しているSDRラジオを利用すれば、インターネット経由で日本からの遠隔操作受信が楽しめる。また、アマチュア無線局「Grimeton Veteranradios Vanner Radiostationen」、コールサイン「SK6SAQ」も3.8/7/14MHz帯での記念運用を行う予定だ。

 

 

 

スウェーデンの世界遺産「グリムトン長波海岸局」、通称「ヴァールベリの無線局」、コールサイン「SAQ」(ARRL NEWSより)

 

 

「グリムトン長波海岸局」は、世界で唯一稼動可能な高周波発電機式(アレキサンダーソン式)の超長波(VLF)送信機を備え、巨大な自立型鉄塔6基で構成されたアンテナ群を設置。世界中から多くの旅行者が訪れる、スェーデンでも有名な観光スポットの1つでもある。

 

 毎年、この無線設備から世界に向けて実施しているクリスマス・イブの記念運用。今年も12月24日(火)、日本時間の16時30分(UTCでは同日午前7時30分)に古い送信機から試験電波の発射が始まり、送信周波数が安定した午後5時(UTCでは同午前8時)に17.2kHzの電信で記念メッセージが送信される。

 

 SAQのWebサイトには「イベントはラジオ局の局舎で開催され、入場は無料です。コーヒーとクリスマスのクッキーを無料で手配します 」との記載がある。

 

 また同所にあるアマチュア無線局「SK6SAQ」もクリスマスイブに3.8/7/14MHz帯での記念運用を行う。運用周波数は3755kHz(SSB)/7035kHz(CW)/14035kHz(CW)としている。

 

 

 

↓ヨーロッパにあるSDRラジオ(Software Defined Radio=ソフトウェアラジオ)で「SAQ」を聞いてみよう!

 

●パソコン版
http://websdr.ewi.utwente.nl:8901/

 

●スマホ版
https://t.co/i6YLkY3QeK

 

 

※オランダの「Universiteit Twente(トゥウェンテ大学)」が開設しているSDRラジオで、日本からの遠隔操作受信が可能です。周波数を「17.2kHz」に入力して、モードは「CW」を選択。「ZOOM IN」とかある箇所を「MAX IN」に設定してください。「Audio recording start」で録音もできます。録音データのDownloadもOKです。なお、あらかじめインタネット閲覧ソフトにJAVAソフトウェアのインストール(プラグイン)が必要です。

 

「Wide-band WebSDR in Enschede」設定画面

 

 

 

●世界遺産に登録されている、通称「ヴァールベリの無線局」

 

 

 

●関連リンク:

・Christmas transmission from Grimeton Radio(SAQ)
・SAQ, Sweden’s Alexanderson Alternator, Announces Scheduled Christmas Eve Transmission (ARRL NEWS)
・SK6SAQ(QRZ.com)
ヴァールベリの無線局(ウィキペディア)
・アーンスト・アレキサンダーソン(ウィキペディア)

 

 

 

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