現在、日本にはJARLアワードルール上の「市」が815(東京の23特別区を含む)、「郡」が379、政令指定都市の「区」が175、「町」は743、「村」は183ある。これらのすべてとの交信を目標にアマチュア無線を楽しんでいる人も多いだろう。そんな人におすすめの、日本の市区町村の名前の読み方や位置などをパズルにしたスマートフォン用アプリ「まぷすた!」(iOS版、Android版)を紹介しよう。

「まぷすた!」には市区町村の読み方クイズのほか、全市町村のピースを日本地図上にハメ込んでいくパズルや、市区町村位置の6択クイズ、県庁所在地クイズなど、さまざまなクイズやパズルが楽しめる(アプリのプレビュー画面より)
JCC、JCG、WAKU、AJAなどのアワードハンターはもちろん、それ以外のアマチュア無線家であっても、交信の際に相手局からアナウンスされる“運用場所の市郡区町村名”には敏感になるものだ。アマチュア無線を通じて多くの地名に接しているので「自分は一般人よりも地名に詳しい」と自負する人もいるだろう。
そんなアマチュア無線家が、市区町村名の“読み方”や“地図上の位置”などの理解度チェックに使えるスマートフォン用アプリがiOS版とAndroid版で人気を呼んでいる。
★名称:まぷすた!(iOS版)/【令和】全市区町村パズルまぷすた!
★制作者:工藤ゲーム製作所
★ダウンロード/利用料:無料
★内容:
全市町村パズルを実装しました!
全1747ピースのパズルとなっています!
うろ覚えで覚えていませんか? このアプリではパズルやクイズを通して遊びながら覚えることができます! 制作者の都道府県の記憶があやふやだったので、しっかり覚えるためにつくった地理の勉強アプリです! 制作者はバッチリ覚えられたので効果実証済みです!!
・東北地方の県を正確に並べられますか?
・栃木と群馬、千葉と茨城、鳥取と島根、どっちかわかりますか?
・東京の上にある県は?
答えがあやふやなら、是非「まぷすた!」をプレイしてください!
<地図パズル>
都道府県、市町村がピースになったパズルです。以下のモード、設定ができます。
・県境の表示・非表示
・都道府県名の表示・非表示
・標高図・シルエットの切り替え
<都道府県、市町村クイズ>
<県庁所在地クイズ>
<主な山地山脈高地、河川、山、湖、平野クイズ>
地図上のハイライトされてる場所を6択から選択するクイズです。
このアプリを起動すると、都道府県を選択する画面が登場する(「日本」や「市町村」を選択することも可能)。ここで選択した都道府県に関連したパズルやクイズを次画面で選ぶことができる。
アマチュア無線家へのおすすめは「市町村」を選択すると次画面に登場する「市町村読み方」だ。日本の1747市町村の位置が地図上に表示され、その自治体の名称(読み方)を画面上から正確に入力していくというもので、正解するまで次へ進めないという鬼仕様になっている(Wikipediaボタンを押せば、その市町村に関するWikipediaの情報を見ることができる)。
hamlife.jpスタッフも挑戦してみたが、市の名前はどれも正しい読み方を入力できたものの、町村名(特に4・5・6エリア方面の難読なもの)では答えに詰まってしまったものがあり、“意地でもWikipediaボタンは押したくない”と格闘していたら、1時間で200問程度しか答えられなかった。1747市町村すべての回答には相当の時間が掛かりそうだ。
また同じく「市町村」の選択から始められる「市町村パズル」は、下部に表示される全国の市区町村の形と名称を手掛かりに、上部に表示される日本地図の正しい位置にハメ込んでいくというもので難易度は相当高い。出題される都道府県を限定したパズルモード(選択画面から希望の都道府県を選ぶ)で行ったほうが良さそうだ。

市町村のピースを下から移動させて日本地図の正しい位置にハメ込んでいくパズル(左)も難易度が高い(出題される都道府県を限定することも可能)。日本の山や山脈、河川、湖などの名前を選ぶクイズ(右)は、6択なので比較的楽だった
そのほか「県庁所在地6択クイズ」や、主な山脈、山地、高地、河川、山、湖、平野などを出題文と地図を手掛かりに6択で選ぶクイズもある。地名に詳しいという人は自身の理解度確認に、地名に詳しくなりたいという人は学習手段として、このアプリを利用してはいかがだろうか。
●関連リンク:
・まぷすた!(App Storeプレビュー)
・【令和】全市区町村パズルまぷすた!(Google Play)
・令和対応 まぷすた!(工藤ゲーム製作所)
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