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【芸能人のQSLカード紹介 第4弾】元祖「ハムのアイドル」、須藤典子さん(JA1CYA)から届いたQSLカード

1960(昭和35)年4月から1962(昭和37)年3月までの2年間、NHK教育テレビで毎週「たのしいアマチュア無線講座」が放送された。その司会を務めたのが当時15歳の女性ハム、JA1CYA 須藤典子さんだ。須藤さんはその後ニッポン放送の「ヤング・ヤング・ヤング」で前田武彦氏の相手役を務めるなど、さまざまなテレビ・ラジオ番組で活躍し、元祖“ハムのアイドル”的な存在となった。その須藤さんの貴重なQSLカードを、タモリ(JA6CSH)、沖田浩之(JI1TQE)、子門真人(JI1KLK)に次ぐ“芸能人のQSLカード第4弾”として紹介しよう。

 

 

1960年1月にはCQ誌臨時増刊の「モデル・アマチュア局集」の表紙に兄の一郎さん(JA1BSJ)と共に登場

 

 須藤典子さんは1944(昭和19)年9月生まれ。中学3年生のときに電話級アマチュア無線技士の国家試験に合格し、日本における史上最年少の女性ハムとしてJA1CYAを開局した。1960年1月にはCQ ham radio誌臨時増刊の「モデル・アマチュア局集」の表紙に兄の一郎さん(JA1BSJ)と共に登場。同年4月からNHK教育テレビで2年間放映された「たのしいアマチュア無線講座」(毎週火曜日19時からの30分番組)では司会を務め、“ノンちゃん”の愛称で親しまれた。

 

 NHK教育テレビの「たのしいアマチュア無線講座」の開始と須藤さんの起用については、社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)元会長の原 昌三氏(故人)が、2016年の読売新聞の連載記事で触れている。

 


 

「NHKからアマチュア無線を奨励する番組をやりたいと言ってきた時、日本アマチュア無線連盟(JARL)ではもめました。そこまでして旗を振る必要はないという人もいたのでございます。素人にお辞儀してまでやることはないと。協力することが決まると、今度は誰が出てどうするかということでもめました。

 

 NHKのディレクターが週に何回か打ち合わせに来て、どうせ出すなら女の子がよかろうと。そこでアマチュア無線をやっている子を探し、テレビに出てよと頼んだら、いやよと断られて。そんなこと言わないでやってよと言って。いろいろあって、中学生だった須藤典子さんに決まったのですね。小柄で、愛想が良くて、とてもいい子でした」

 

読売新聞連載「時代の証言者 ハローCQ 原 昌三」第19回(2016年3月12日掲載)より

 


 

 その後、須藤さんは芸能界に入り、ニッポン放送の「ヤング・ヤング・ヤング」(月曜~土曜 22時30分~他)で若者に人気のタレント兼放送作家、前田武彦氏の相手役を務めたほか、フジテレビの音楽番組「若さで歌おう ヤアヤアヤング!」、SBCラジオ(信越放送)の深夜番組「夜はのり子と」などに出演。アマチュア無線では144MHz帯のFMを中心にオンエアするなどアクティブで、当時のヤングハムにとっては憧れの存在だった。

 

電波新聞社「Hamライフ」1972年8月号には須藤さんの近況と出演するラジオ新番組を紹介する記事を掲載。また同誌1975年4月号では須藤さんが一般人とホテルオークラで結婚式を挙げ、山本リンダや芹 洋子など多数の芸能人が祝福に駆けつけたという記事を掲載している

 

 そのJA1CYA局の未使用QSLカードの画像をhamlife.jpに提供してくださったのは、岐阜県のJA2LLK 水崎さんだ。

 

 水崎さんは1998(平成10)年のある日、古いコールブックを眺めていて、若い頃に憧れた須藤さんのコールサインと名前が掲載されていることを発見。ダメもとで自分のQSLカードを同封したファンレターを送ってみたところ、しばらくして丁寧なお礼状とともに未使用のQSLカードが届いたという。

 

 

JA1CYA局の未使用QSLカード(JA2LLK 水崎さん提供)

QSLカードと共に届いた直筆の礼状。左下にJA1CYAというサインも入っている

 

 水崎さんは当時のことを、『須藤さんはNHK教育テレビのアマチュア無線講座にも大河内正陽氏(J2JJ)らと共に出演され、当時のハムを目指す中高生の憧れのYLでした。お送りした手紙には、当時中学生だった自分は、雑誌「初歩のラジオ」「ラジオの製作」に掲載されていた、須藤さんの写真を使った広告をいつもいつも眺め、“いつかハムのライセンスを…”と夢見ていた頃の話や、前田武彦さんとのラジオ番組を聴いていたことなどを書きました』と回想している。

 

当時の無線雑誌に掲載された、国試指導を行う通信教育団体の広告にも須藤さんが登場。ハムを目指す中高生の憧れの存在だったことがわかる(水崎さん提供)

 

 

 

芸能人のQSLカードに関する記事はこちらにも掲載!!
<直筆サイン&似顔絵入り>JA6CSH・タモリ(森田一義氏)と6mで交信したハムがいた!! 家宝になった「QSLカード」を公開

 

<コールブックの住所に出したSASEに返信が!!>1980年代のアイドル的な存在、沖田浩之さん「JI1TQE」の直筆サイン入りQSLカード

 

「およげ!たいやきくん」の歌手、子門真人(JI1KLK)と交信して届いた直筆QSLカード

 

 

【募集! 有名人&著名人ハムのQSLカードを見せてください】

 

 アマチュア無線技士の資格を持つ芸能人、有名人は多い。親がハムだったり、兄弟がハムだったり、単純に趣味で…と、理由はさまざまだが、テレビでよく見る人物が実はアマチュア無線技士の有資格者だったりするのは楽しい。

 

 歌手の今井美樹(JE6FCM)は、実家が電気店を営んでいたことからハムの免許を取得したらしい。えなりかずき(7L4UPM)は両親共々アクティブなハムで小学生のころに資格を取得。さらに大村 崑(JH3AHQ)、サンプラザ中野くん(JI1SYF)、辻 仁成(JA8PGZ)、優木まおみ(JM6CRT)、藤岡 弘、(JQ1QFC)、柳家小ゑん(JR1MZM)などもハムだ。また芸能界以外ではマンガ家のさくらももこ氏(元JI2EIT=サイレントキー)、ジャーナリストの柳澤秀夫氏(JA7JJN)、SF作家の野尻抱介氏(JQ2OYC)などもいる。また国会議員や県知事などにも多数のアマチュア無線家が存在するようだ。

 

 芸能人、著名人のアマチュア無線家のQSLカードをお持ちのハムはぜひhamlife.jpへご連絡を。もちろん、芸能人ご本人やそのご家族、所属事務所からの連絡も歓迎だ。連絡は電子メールで「joho@hamlife.jp」宛て(採否と掲載時期についてはご一任をお願いします)。

 

 

 

●関連リンク:
・THE ARCHIVES OF JA2LLK
・NHK たのしいアマチュア無線講座(いのうえ あきひこ アマチュア無線のページへようこそ!!)

 

 

 

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