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<狩猟者のための団体や狩猟専門誌が…>「有害鳥獣捕獲にアマチュア無線が利用できるようになった」と紹介

2021年3月10日の電波法関連省令・告示の改正等により、「非常災害時等のボランティア活動や国や地方公共団体等の施策で共助を背景とする地域における活動について、アマチュア無線を身近なくらしの中で活用できるよう明確化し、電波の有効利用及びアマチュア無線の地位向上を図るとともに、地域社会に貢献する」として、アマチュア業務の範囲が広がった(2021年3月10日記事)。そのアマチュア業務の“社会貢献活動等”には「有害鳥獣対策(捕獲)」が含まれ、イノシシや鹿、猿などから農作物への被害を防ぐ目的での狩猟を“ボランティア活動の一環”と定め、アマチュア無線を利用できるようになったのだ。早速、狩猟者のための団体「一般社団法人大日本猟友会」や狩猟専門誌「けもの道」が、「有害鳥獣捕獲にアマチュア無線が利用できるようになった」とPRしている。

 

 

アマチュア業務の“社会貢献活動等”には「有害鳥獣対策(捕獲)」が含まれる(総務省作成の資料から。赤枠はhamlife.jpで記載)

 

 いままで曖昧だったアマチュア無線の金銭上の利益を有しない使用範囲を明文化し、一定範囲の拡大を行った今回の制度改定だが。総務省が事前に行った関係省令等の改正案の意見募集には、アマチュア無線家を中心に多くの意見が寄せられた経緯がある(2021年2月3日記事)。

 

 その結果を踏まえて電波法関連省令・告示の改正等が2021年3月10日に行われたが、翌日の3月11日には、日本全国の猟友会の上部組織である「一般社団法人大日本猟友会」が下記のリリースを発表した。

 

 

 

アマチュア無線が有害鳥獣捕獲にも使えるようになりました

 

大型獣の「巻き狩り」などでは無線の使用が重要なポイントですが、これまでは冬季の登録狩猟にしか使用が認められていませんでした。

 

このため、本会では、ボランティアとしての性格が大きい「有害鳥獣捕獲」にも使用できるように、自民党鳥獣議連(会長:二階俊博幹事長)等を通じて長年要望してまいりましたが、この度、災害時のボランティア活動や消防団活動などの「社会貢献活動」にも使用が認められることになり、その一環で有害鳥獣捕獲にも使用できることになりました。

 

構成員が猟友会による指定管理鳥獣捕獲等事業に参加する場合も使用できます。

 

本件は、本会関係のみならず電波利用全般に関係する長年の課題であったと考えられますが、この度の総務省のご英断に敬意を表します。

 

 

日本全国の猟友会を統治する「一般社団法人大日本猟友会」のアマチュア無線利用に関するリリース(同Webサイトから)

 

 また、月刊「ラジオライフ」誌でお馴染みの株式会社三才ブックスが発行する、狩猟専門誌「けもの道 2021春号(2021年4月22日発行)」では、4ページにわたって、「『4アマは有害駆除に使えるようになった』を考える」と題するアマチュア無線が有害鳥獣捕獲に利用できるようになったという、タイムリーな情報を掲載している。

 

 

三才ブックスが発行する狩猟専門誌「けもの道 2021春号」に掲載された「『4アマは有害駆除に使えるようになった』を考える」と題する記事

 

 

 例えば「報奨金の受領は営利目的にならないのか?」など、興味深い見出しが並ぶ。とくに「けもの道&ラジオライフ独自シミュレーション」では、「巻狩りのときに“ガチ”ルールで4アマを使うとこうなるはず!?」として、ラジオライフ誌を発行する出版社ならではの“交信例”には、使用する周波数が混信を与えていないかのチェックから始まって、毎回コールサインを言い合い、社団局はオペレーター名を明確化したり…と、アマチュア無線の交信ルールに則った交信例を掲載。厳格に交信を行うと、瞬時の判断が求められる狩猟の連絡には使いにくいことを示唆する内容だ。

 

 

ラジオライフ誌を発行する出版社ならではの“交信例”には笑える

 

 

 

 

 

 

↓この記事もチェック!

 

<3月10日の官報に掲載>総務省が「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」「小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」をきょうから施行

 

<Q&A形式で全6ジャンル17項目>総務省、電波利用ホームページに「アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方」を掲載

 

 

 

●関連リンク:
・アマチュア無線が有害鳥獣捕獲にも使えるようになりました(大日本猟友会)
・総務省 アマチュア無線の社会貢献活動での活用及び小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大(案)(PDF形式)
・一般社団法人大日本猟友会
・大日本猟友会(ウィキペディア)

 

 

 

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